きわめて稀な迷鳥としか言いようのないハイイロオウチュウが観察された。
 2011年10月28日、朝、植栽部のさえずりの丘付近で観察され、その後北池東岸に移動、終日、ハチなどを捕食する様子が観察された。記録は当日のみ。
 
 本来は中国南部からヒマラヤ東部
アフガニスタン・インドシナ・マレー半島・ジャワ・ボルネオなどに繁殖しインド・バングラデシュでも越冬する。
 
 亜種は十数あり変異が多様であるが、西表島、石垣島、与那国島等で記録のある亜種は、ほぼヒヨドリ大で全身が灰色、風切りと尾羽はやや濃色、目の周りから耳羽付近が白っぽい。外側尾羽が外側上に反り返った燕尾が特徴的。今回記録された個体も、過去日本で記録された亜種の特徴が観察された。
 
 
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