え~、なんかカラアカハラやらなんやかんやで、大型ツグミ類に目がいってたら、干潟にクロツラヘラサギが出てます。(4/28 16:00現在) medaichiが用事で帰ってすぐ出たらしいWW。まあいいや、今日見れたし・・・。お写真をお客様のY下さんに提供いただいて、本サイト揚げ。例によってブログのお客様にはもう少しおまけを・・・。
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ヘラサギがいたらしい・・・
先日、お客様のあゆちんさんからコメント欄に、高槻市の三島江でヘラサギが観察されていると情報提供いただいた。あゆちんさん、お返事遅くなってごめんなさいね。撮影されている方のblogを検索して拝見すると、野鳥園で観察されている個体とかなり似ている。2月になってから観察されるようになったとすれば、北港埋立地の工事の進捗と関連性があるのかもしれませんね。
三島江周辺は国の「淀川河川公園」として整備されているようで、取り急ぎGoogle map埋め込んどきます。ああそれからmap上に「三島江野草地区」とアイコンありますが、ヘラサギの観察場所を特定したものではありませんのでご注意を・・・。
今日はあいにくの曇り空・・・。こういう日は汽水池のクイナが、日中動いていることが多いです。ん~・・・、出てくれるのはいいんだけどなあ。暗いもんでデテールつぶれ気味もええとこの写真ばっか量産するハメに・・・。たいてい嘴が泥だらけなので、洗ってきてもらうことに・・・。
「おっ! 綺麗に洗ってきたなっ」と思ったらすぐこれだもんねW。顔まで泥だらけやん。まあ、この子みたいな、葦原で密やかに暮らしている地味目の鳥はmedaichi好みやからええけど。
ヘラサギ8羽を観察したこと・・・
いや~! 皆さん寒波っつうか、ここんとこ寒い日が続きますね。今朝のmedaichiは珍しく寝坊をせずに野鳥園に到着。六甲の山並みは白く冠雪して綺麗ですね。medaichiが若い頃「六甲山に雪がつもると、違った野鳥が来る・・・」等と先輩諸兄から吹き込まれたもんです。まあ、あてにしないで観察に励むことにしましょうW。
ん~、のっけから蛇足的余談ではいってしまいましたが、んなことはどうでもええんです。今朝はなんとシャモジが8本並んでいたのです。ヘラサギが8羽、今季のMAXですね。早速、端から個体を確認していきましょう。
右端にポツンと1羽だけ離れている子がいました①番としておきましょう。別の写真を拡大すると、この子は嘴先の黄色部分にポツンとほくろの様な黒丸がある子とmedaichiが覚えている子で、冠羽も長め、羽軸も白かったので4年目春の可能性がありますね。
他の子は④⑤⑥の子達を観てみましょう。3羽とも冠羽の伸長は無いようですし、⑤の子の嘴は僅かに肉色がかって見えます。④と⑥の子の嘴は黄色味がかって基部から黒ずんできていますが平滑で、去年生まれの2年目春の子達のようです。③と⑧の子はこの秋から観察されていて、4年目春以上と思われます。②と⑦の子は初見で翼の暗色部や羽軸とか確認してませんが、冠羽の伸長の兆しが見えていますから3年目春以上ではあるでしょう。
大雑把に年齢を観てしまいましたが、今季の大阪港近辺の個体群に幼鳥3羽を確認できたと思っています。今日は冠羽と嘴の色合いでお話ししましたが、特定の部位だけで判断せず、初列風切の暗色班や羽軸の色、虹彩の色、のど袋の縁や脚の色等観察出来た各部位を総合的に判断しなければならないでしょう。
でもって、本日の重箱の隅は「ヘラサギの雄雌」です。以前、日本クロツラヘラサギネットワークが出されていたクロツラヘラサギのパンフレットに「クロツラヘラサギの雄と雌 / 雄(オス)と雌(メス)の違いは雄の方が嘴が少し長いのですが、外見ではほとんど区別できません。」と書かれてあった。万事適当なmedaichiは「ふ~ん、じゃあ同じトキ科ヘラサギ属だし~、ヘラサギも雄の嘴のほうが長いんじゃね・・・」と適当に納得していたんですがどうでしょう?
ヨーロッパのヘラサギの年齢識別関係のサイトに「雄雌直接比較すれば、明らかに雄の嘴が長い・・・」と記述されているところがありました。「雄雌で比べればっつうことは、単独で観ればわかりにくいってこと?」 しようがないのでペアで行動している2羽の写真を揚げときます。どちらの嘴が長く見えるでしょうか。
1月中旬で、ヘラサギの成鳥夏羽か?
今季のヘラサギが7羽に・・・
12/6 今朝のヘラサギとか・・・
一昨日の12/4あたりから、ヘラサギの今いる子が展望塔前の汽水池で採餌しているのが観察されるように・・・。近くていいんだけれど、日差しがあると斜逆光でコントラストが強く撮影が難しい。花曇りの午後に来てくれると楽かも・・・。この写真は早朝の日陰です。干潟にいるときとはかなり雰囲気の違う写真になりますね。
今日はなぜか園内にカワウが多い・・・。普段こういうことは無いのだが、今日は西池干潟にズラ~っと並んでいる。近隣の埋立地の工事の関係で休息場所を追われたのか・・・、想像で言ってはいけませんね、今後の動きを観察したいと思います。ほとんどの個体は白丸の様な感じです。
でも、よく探すと中にはこんな婚姻色の個体もすでにいました。カワウの繁殖期は地域あるいは年ごとに違うこともあるようで、まあ一年中国内のどこかのコロニーで繁殖しているペアがいると言えるかも知れませんね。大阪近辺だと1月から7月にかけて見たいな印象がありますがどうでしょうか。ふつう野鳥って日照時間の変化で渡り行動するのですが、ハトのように動物性の餌に依存しない種はキジバトみたいに年に何度も繁殖します。こういうことから見ると、カワウの繁殖も依存する魚に合わせて行うのかもしれません。
それから普通は♂の方が婚姻色という印象がありますが、カワウは雌雄同職で♀もこのような婚姻色になります。♂の方が若干大きいらしいのですが、野外で識別できるのかなあ。medaichiはコロニーで観察してないので、雌雄で出方が違うのかなんとも言えないです。