カテゴリー別アーカイブ: 野山の野鳥

今季のクロツグミは・・・

野鳥園でクロツグミというと、まあ地べたで落ち葉を引っ搔き回しているような冴えない写真ばかり揚げていたのだけれど、今朝は囀っている個体が多かったので趣向を変えて囀りの個体を探してみることに・・・

カメラはしばらく置いといて、まずは双眼鏡で囀っている子を探していきます。野鳥園の場合、樹高の高い梢をソングポスト(お気に入りの囀り場所)にしている場合が多いので、鳴き声をたよりに探します。クロツグミにこちらの姿を見られると警戒してスッと下に降りちゃいますが、しばらく待っていると上がってきますのでチャンスですね。

ソングポストが何か所かだいたい掴めたら、こちらの姿を見られないように近くの樹の背後や枝葉の隙間から狙うことになりますが、高い梢の鳥を欲張って近づきすぎるとこんな下から見上げの間の抜けた写真になりますねW。マメに撮影できるアングルを探すのが肝になります。

キビタキで3枚・・・

今朝はキビタキがドサッと数入ってました。去年の記録をみると数が入ったのは4/16だから、まあこんなもんでしょう。展望塔を出て桜道へ・・・。早速、撮らせてくれたのはいいんだけれど背景がゴチャゴチャしてて、面白くないので羽衣の解説用写真に使うことに・・・

同じ個体で少しすっきりしたところに・・・。散り際のサクラもボケてくれていいんだけれど、斜逆光で顔が影っちゃいました。準ボツ写真Wやけどどこかで使うかもしれんのでキープとします。

同じ個体がややこしい所に・・・。手前の花にフォーカスが引っ張られるのをマニュアルで送って撮影・・・。野鳥写真としてはボツやけどサイトの雰囲気づくりにいいかも・・・。medaichi個人的にはこんな双眼鏡の視野を切り取ったような写真は臨場感というか嫌いじゃないので、本サイトの方で使うことにします。

夏鳥の渡りが・・・

桜も満開ですねえ。夏鳥達の渡りが始まっていますね。今朝もクロツグミやコマドリが来ていました。medaichiは立場上W、種数を調べんといかんので桜並木でオオルリ君を待つ~ってのができませんから、早朝から園内をうろついています。ともあれボツ写真の大量生産は毎度のことですが、ブログの雰囲気ってのも大切ですから、証拠写真としてボツ写真のオオルリ君に来ていただきました。雰囲気作りとはいえストックから出してっつうのはいただけませんから頑張ります。

ハイタカの♂♀をコラージュ・・・

NPOのW田さんが水場トレイルカメラのデータを回収してきてくれたら、例によって野鳥園周辺で越冬中のハイタカが度々撮影されていて、1/17は♂♀が10分位の差で来ていた。ハイタカは手元の図鑑によると♀のほうが37-40cm、♂が30-32.5cmと♀が大きい。でもって、後先でやってきたハイタカ♂♀の画像をコラージュというか貼り付けてみることに・・・

ん~、なかなか良いサイズ感でていますねえ。まずまずの仕上がりです~って、あんまりこの手の小細工した画像を見せちゃうと、「普段揚げてる写真も、なんか細工してるんじゃ・・・?」などと痛くもない腹を探られそうなので、これくらいにしときます。洒落つうか酔狂でやってますからW

 

ノスリで妄想してみたこと・・・

11/5(日)に姿を見せたノスリ君・・・。パッと見た感じで虹彩が黄色くなかったので成鳥かなと思ったのだけど、蝋膜あたりが微妙な感じ。

ノスリの成幼の識別で羽衣の形状や色合いは面倒なんで、スッ飛ばして虹彩の色と蝋膜の色を見てしまいます。図鑑でも、medaichiが常用している文一総合出版の「日本の鳥550 山野の鳥」には、「虹彩は幼鳥が黄色で成鳥は暗褐色」、あるいは「ろう膜は幼鳥は灰色で成鳥は黄色」との記載があります。

また、平凡社の「日本の野鳥650」では、成鳥の解説として「虹彩は暗色、ろう膜は黄色」という趣旨の記載があり、幼鳥の写真の解説で「虹彩は淡黄色でろう膜は灰色」という記載があります。

この写真はノスリ♂成長と思われる個体ですが、虹彩は瞳孔と区別しづらいくらい暗色で黒目に見えますし、蝋膜も明らかに汚黄色味が感じられます。

幼鳥ですが、はっきり虹彩が汚黄色で蝋膜はmedaichi的にはわずかに青緑がかった灰色に見えます。ああ、蝋膜ってのはタカ類の( インコにもある )上嘴の基部を覆う肉質の柔らかい部分、上の写真で赤点線で示した部分のことです。

まあ、秋にやってくる、虹彩がやや暗色にもかかわらず成鳥よりは明るく、蝋膜が黄色くない子は2暦年目秋の個体と考えてもいいのでしょうかね。そうだとすると昨シーズンにいたノスリ幼鳥( 1暦年目秋 )が還ってきたんじゃないかと、根拠のない妄想竹がニョキニョキと・・・W

ムシクイの撮り方で蛇足的余談

20120303kimayumushikui

medaichiはデジスコ始めてしばらくしてからも「ムシクイなんて無理!!」と、はなから撮影対象と見てなかったんですが、そうだなあ10年くらい前に野鳥園でキマユムシクイが越冬したとき、「ん~、写真無しっつうわけにもいかんしな~・・・」と、幸い年末から翌年4月初旬までいてくれたのでこの子で修行させていただきました。上の子ですね。地鳴きが「チウィ~・・・」と特徴的で見つけやすい子なので助かりました。ムシクイの動きについていけるよう、ジンバル雲台に替えたりとか工夫もしてなんとか追えるようになって気づいたことがあります。

ムシクイって獲物を捕らえると枝の上でバシバシってやって弱らせてから食べます。それから嘴をフキフキして綺麗にしたりもします。その間だけは葉陰から見やすい枝の上にいることが多いってことですね。要は姿を追い続けて、なんか捕らえた時がチャンスってわけです。まあ、medaichiを少しはやる気にさせたのはキマユムシクイ君というお話でした。

でもって今朝のオオムシクイ君ですが、アキニレでなんかシャクガの幼虫のようなものをキャッチしていました。秋はクモとか虫狙いかと思っていたのですが、種によって春から秋まで幼虫の発生が幅広なのとか、複数回発生があるのもいるみたいですね。小さなアブのような昆虫を捕らえた写真もあったと思うのですが散らかっちゃいました。