月別アーカイブ: 2021年9月

キビタキ♂とか・・・

ここんとこ地味目の茶色い鳥ばっかだったので、今朝はマジ探しました。まあキビタキは鳴き声を頼りに探しやすいと言えば探しやすいんですが、撮れる撮れないはその時次第ですね。今朝の子はちょっと露出が厄介な状況で黒色部がつぶれ気味ですが、まあうまく処理できた方だと思います。

ブログのお客様にはおまけ。オオムシクイの「ジジッ!」という声ばかりしていましたが、この子は短く「ヒッ!」と強めの地鳴き、バフ色かかった眉班、下嘴の暗色班、肉色かかった足の色でエゾムシクイ。

サンコウチョウとか・・・

青い子も黄色い子もいるんだが撮影できる所に出てきてくれない。アラカシの枝先にちょっと大きめのヒタキがポテッと落ちてきた。逆光だしルリ♀かな~と取りあえずファインダを覗くとサンコウチョウだったW。上半身しか見えてないが、まあ証拠写真ってことでいいだろう。

青い子の成鳥は出てきてくれませんが、一年生、第一回冬羽の♂がいました。サイドからの逆光でどうにもなりませんがシャッタを・・・。まあ季節ネタだしいいっか。

オオムシクイは個体数もたくさん入っていたし、よく鳴いていたのでてっきりオオムシクイと思って撮影したら、下嘴がオレンジ色で無班、暗色班がありません。この後の連写のうちの一枚に頭央線が写っていたのでセンダイムシクイ。

メインの三脚、3段? 、4段?・・・

medaichiが普段、野鳥園で使用している三脚はGitzoのG3542Lだ。以前に書いたように三脚に雲台を設置しカメラあるいはスコープ等の機材を装架して、かがまずに楽に立った姿勢で、medaichiの場合は164cmのアイレベルを確保するためには、三脚の全高は148cm必要になる。GitzoのG3542Lは軽量高剛性、とても使いやすい三脚なのだが4段タイプだ。

展望塔で観察する時みたいに、一度セットしたらあまり伸縮しない場合は4段でも不自由はないのだが、撮影となると立ったり座ったりを含めポジションの変更は普通にあるわけで、この場合は3段タイプの三脚の方が手数が少なくて済むし、下段のパイプ径も太く接続箇所も少なくなるので剛性の向上が期待できるなど、3段タイプにアドバンテージがあるだろう。

で、普段使いには結局お蔵入りしていた同じカーボン三脚で管径32mmのVelbon社のNeo Carmagne730を一軍復帰させることに・・・。もう廃番品だがほぼ同スペックのものは販売されているようだ。並べてみるとG3542Lはかなりコンパクト・・・。どっかの探鳥会にお邪魔するとか、交通機関利用の場合や持ち歩きが想定される場合はご出馬願おうかW

目出度く現役復帰となったCarmagne730なのだが、久しぶりにメンテしてたら経年劣化のためかカーボンパイプに装着してあるスポンジカバーが裂けてしまった。むむむ~、他の脚のもいかれそうだなあ・・・。別にスポンジカバーなんぞ無くても構わんのだが、これから寒くなるやろし~、三脚担いだ時加重が分散された方が楽やし~、面倒だが新しく取り付けなおすことに・・・。

以前、友人の三脚のスポンジカバーを取り換えたとき使ったiteck社さんのスポンジカバーのSGB-330をAmazonに発注・・・。32mm径のパイプには内径29mmのこれがフィットするのだ。長さも360mmあるしね。Gitzoなら普通3型と呼ばれているタイプならこれでOK。写真用三脚の丸パイプは中型三脚ならΦ32mmかΦ28mmだ。メーカが違ってもこの辺りは変わらないから、もし三脚の一段目がΦ28mmなら、内径25mmのスポンジカバーが合うのだ。

別に三脚の脚を分解してはずしたりとかの手間は要らないのだ。一段目下のロックナットを外れるまで緩める。外れるまでひたすら緩めるのだ。

 

 

 

 

 

最後まで緩めると2段目の足がスポッと抜ける。この時、左写真の白いパーツが外れて落ちやすいから注意。養生テープでも巻いておこう。

後は、脚の下方向から上にスポンジカバーをねじ込んでいくのだ。medaichiも最初はなんか潤滑がいるんじゃ?・・・と石鹸水やらシリコンやら考えたけど、結局力任せにねじ込んでいる。コツというほどのものではないが、押し込んでは引っ張り上げを繰り返す感じ・・・。

 

目出度く装着完了ってなるんだが、純正品じゃないんで少々短い・・・。まあご愛嬌としておこうか。他の脚も交換したらわからんようになるやろうしW。実際には、Amazonで29mm内径で100cmあるスポンジカバーもあったが、表面がスムースというかすべすべしたタイプで、カーボン三脚の脚に装着するのには違和感があるのでパスした。

エゾビタキ・コサメビタキとか・・・

緑道の後ろの電線がお気に入りで、たまにしか前まででてくれないエゾビタキ君・・・。まあ、この手の鳥は飛んでも元の枝先に戻ったりすることが多いので、一度見つけると後は撮影できる。高い枝先にいることが多いので、空抜けにならないよう背景探しでアングルをこまめに探すとかそれなりの手間はかかりますW。

同じく高い枝どまりのコサメビタキ君・・・。アングル、下から見上げだし・・・、光が直射でコントラスト付き過ぎだし・・・。medaichiの嫌いな撮影ですが証拠写真となるとそうも言ってられませんから、何とか写真になるよう頑張ります。

月が替わってから天気に恵まれないこともあって野山の小鳥たちが全然撮れていません。オオルリ♀成鳥とかキビタキとかいることはいるんだけど、青い子や黄色い子は撮れずでmedaichiは焦って言います。野鳥を観ながら撮影ってとても楽しいんですが、撮らなきゃいけないってなると胃が痛くならんでもないですね。根がお気楽なもんで「明日がんばろう~♪♪」なんてヘラヘラ笑っていますが・・・。

とりあえずキビタキ♀

オオソリハシシギとかアカアシシギ

オオソリハシシギの幼羽が3羽来て人気者になっています。今年は9月になっても天気の良く無い日が続きました。暑くなくていいんですが、medaichiは休みのたびに降られて緑道の鳥たちを見に行くことができませんから、もう少し干潟のシギチドリで遊んでみたいと思います。

日本で普通のオオソリハシシギは、アラスカで繁殖し、ニュージーランド・ 東オ-ストラリアで越冬するLimosa lapponica baueri は、腰から上背にかけて縞模様があり暗色に見える。亜種コシジロオオソリハシシギはL. l. menzbieri とされ、腰から上の縞模様がまばらでより白っぽく見えます。でもって背腰を見せてくれるまで粘りました。ん~、下背はしっかり暗色ですねえ。要はこの子は腰から下背にかけて縞模様があり暗色に見えるので、亜種オオソリハシシギ L. l. baueri で、東シベリアで繁殖し、北西オーストラリアで越冬する亜種コシジロオオソリハシシギ L. l. menzbieriの可能性はありませんでした。

別の子を観てみると何やら下背のあたりが白っぽくみえますねえ。亜種コシジロオオソリハシシギ L. l. menzbieriの可能性があるかもしれませんね。もう少し近くに来た時に改めて写真を撮ってみましょう。まあなんだ、小亜種名が違うって言っても同じオオソリハシシギだし、そんなに眼の色変えて識別しなくたって良さそうなもんですが・・・。そこは「伊達と酔狂」ですよね。そうでなくても「バードウォッチング」などという浮世離れしたご趣味のみなさまですから、このひと手間を惜しむような野暮は言っちゃいけませんよねW

でもって例によって「背中や腰やらややこしいぞ~・・・」とおっしゃられる諸兄のために、親切なmedaichiは以前描いたシギの上面の図を揚げておくことにします。


こないだのアカアシシギの稿で書き忘れたので追記・・・。えっと、左の子が幼羽から第一回冬羽に換羽中、右の子が成鳥夏羽から冬羽に換羽中ってことですね。

アカアシシギは飛べば比較的わかりやすい。翼の後縁、内側初列風切と次列風切に幅広の白帯があって特徴的ですね。背腰も白いです。

ミサゴとかセッカ・・・

この終末もお天気は冴えないですが、まあ暑くなくていいや。ミサゴ君達は繁殖地から戻った個体数が増えてきたのか、野鳥園でも見かける子が増えています。今朝は3羽。大抵はお立ち台にとまってボ~ッとしています。

まあ、そこは魚食性とはいえ猛禽ですから、たまには気合の入ったハントを見せてドリャ~!!とシャッタチャンスを提供してくれないと、野鳥園としても営業上差しさわりがありますので、今季もミサゴ君達にはせいぜい頑張ってもらいましょう。

どこかで読み散らかした資料にあったと記憶しているんですが、春から「ヒッヒッヒ・・・」と賑やかかにさえずっていたセッカ達ですが、秋冬の非繁殖期も観察できんこともないですが目立ちません。まあ通年観察できるわけなんですが、どうやら春から夏の繁殖の個体群と、秋から冬の越冬の個体群は入れ替わっているらしいです。50m以上距離があって写真はぬるいですが揚げときます。