月別アーカイブ: 2020年7月

メダイチドリ、トウネン標識鳥が来ました

昨日30日(木)は九州北部、中国地方、四国地方の梅雨明け発表がありましたね。大阪もそろそろ明けそうです。8月になれば一気に真夏~ってことに・・・。とはいうものの、拙稿で7月末になればトウネンの成鳥の渡りが・・・とか書き散らした手前、medaichiはトウネンを探さんといかんのです。

とりあえずは双眼鏡・・・。今朝の干潟、先着のアオアシシギとキアシシギに混じって見慣れたシルエットが・・・むむむ、メダイチドリではないかということで、今季初の記念撮影。メダイチはさて置き、トウネンなのですトウネン!!

おお~、いましたいました、成鳥が一羽。望遠鏡でチェックすると何やら足元が怪しい、白っぽいのがチラチラ動いている・・・。これはいきなりの標識鳥かあ~!! ってことで、陽炎の出始めた西池干潟ですが、「まあ数撮りゃ当たるだろう」とお気楽に撮影開始。で、当たりました。左跗蹠に青/白フラッグが付いていますから、宮城県鳥の海の標識でしょう。見たところ退色気味で白が焼けて黄ばんで見えます。昨年以前の標識かも。

ん~っ、この子は国内標識だけど、カムチャッカだのオーストラリアだのって子もなかにはいるわけなんですよね。このトウネンって子の標識を撮影しているといつも感じることがあります。スズメ位の小さな体で極北の繁殖地と南半球の越冬地を渡る野生動物のパワーもさることながら、なんというか、小さな体に秘められた本能というよりか強烈な意志のようなものをmedaichiは感じるんですよね。これはシギチドリだけでなくヒタキやムシクイ等、渡りをする野鳥達すべてに感じるわけですが、特にシギチドリ達には各地のカラー標識が装着されていて、より明確に具体的にイメージされるということになるんだろうと思います。

さて、梅雨明けとともに猛暑の夏の予感満載の今朝でしたが、medaichi的には今回紹介した小さなトウネン君にこの夏を乗り切るパワーをもらったようで、少し元気が出て来たような気がします。

シギ・チドリの秋の渡りが始まった

7/17(金)にキアシシギが観察され、続いて7/23(木)にアオアシシギが観察されていました。干満の関係からか昼からは見られていず、撮影もできていなかったので、今朝は早めにカメラをセット・・・。アオアシシギ成鳥、もう冬羽への換羽が始まっています。

今朝は2羽でした。人間界のグダグタはさておき、7月下旬となればシギやチドリの成鳥の渡りが始まります。medaichiは展望塔からの視界確保のため草刈りに追いまくられる季節になりました。

ちなみにこの子はアオアシシギの幼鳥。羽の模様が単純でベタですね。この子達がやってくるのはそうだなあ、8月の下旬頃になるかな。

スコープで探すと南池の休憩場所基部にキアシシギが休んでいました。今日は9羽。太平洋高気圧も遠いし、梅雨明けは月末になりそうだなあ。例年だと7/20過ぎには明けるんだが・・・。本格的な暑さもまだだし、8月に急に暑さがやってきそうだ。体が暑さ慣れしていないので熱中症対策怠りなく体調を崩さないようにしましょう。

雨でもミサゴ・・・

いや~、今季の梅雨はよく降りますねえ。とはいうものの7月も中旬、月末ころにはシギチドリの成鳥の渡りが始まろうかと・・・呑気に構えてる場合じゃないんですが、まっ、いいっか。このところ、夏でもミサゴ君が1.2羽のこってくれるようになった。繁殖に参加しない個体は越冬地に残留ということか。雨だけど、まあいいやと撮影。普段の設定のまま撮ったら、撮れんことはないが、なんか雨滴が中途半端に止まってしまった。

雨の日はも少しスローシャッタで雨滴を流さないとね・・・。デジスコの都合で絞りを変えられんのでISO感度を下げることに。普段の設定のままだと被写体ブレを軽減するのに、上限ISO800で撮っているがISO200に。当然、使える枚数は激減するが、まあ、こんなもんでしょうW   不精なmedaichiは雨の日は撮影せんからこんなのは気にもしません。

とはいうものの、どうしても撮らないといかん場合もあるわけで、上は以前雨の日に撮影したハイタカ君です。面倒なことの多い雨の日ですが、うまくはまると普段と雰囲気の異なる写真が撮れて、これはこれで面白いかも・・・。

new balanceのML703が復刻しました

10年位前にトレールランニングモデルとして人気だったnew balanceの「703」が復刻!  以前、このブログで紹介したMT503も安くて良かったんだが、まあいいか。うえのOR/BK色もNロゴがオレンジ色、下回りもグレーから黒に引き締まってGOOD! 黒もあるし仕事履きにしよう。

結局バードウオッチングといっても、都市公園の探鳥会なんかはこのあたりの街歩き兼用のアウトドア風味のシューズやハイキングシューズでOK。傾斜のあるフィールドや荷物の多い時は軽めのトレッキングシューズ。水辺や干潟に立ちこむならゴム長ってことになります。

ん~、流行りのGORE-TEX採用のモデルは、雨の日やぬかるんだ林道なんか頼りになるけど、諭吉先生ほぼお二人様の価格帯は、街歩き兼用・・・っつうともったいないしオーバスペック感がただよいますよね。

いずれにしてもmedaichi的にはお気に入りのモデルが復刻してくれて、しばらくは普段履きの靴探しはしなくて済むので大助かりです。new balanceさんにはもうちょっと頑張って、503の左上みたいなBE/BR系色のを入れて欲しかったけど残念W

干潟の生きもの観察会やります

ハクセンシオマネキと干潟の生きものの観察会やります。今年の夏は大阪の小学校とかも夏休みが短縮されるし大変だな。自然観察なんかでのんびりしてられんかと・・・。授業の遅れとか、子供たちや親御さんの心配は相当なプレッシャと思われます。こういう時は何事もメリハリですよね。

medaichiらも、学習は学習、気分転換は気分転換と時間を大切に有効に使いたいものです。ということで、medaichiのNPO法人の底性生物担当はキャリア充分の人物だから、中身の濃い充実した観察会が期待できそうです。 申込と詳細はこちら (野鳥園の本サイトへ)

 

カラスのブルーアイ・・・続きの②

前稿の「カラスのブルーアイ・・・続き」でカラスの幼鳥の「口の中の赤いのは夏でも見られたように思いますが・・・」なんて適当なことを言ってしまいましたが、今日、画像倉庫の整理をしていたら、2013年8月16日に撮影したカラスの若鳥君の写真を発見。要はこの時の観察を憶えていたようです。虹彩は成鳥と同様、黒に近い暗褐色になっていますが、このお盆の頃でも、口腔内は嘴先端から暗色化が進んでいますが、まだほとんどピンク色ですね。口角もピンクですから口を閉じていてもわかるかもしれません。

以前、カラスのお勉強をしていた時、どこかで「口腔内がすべて黒くなるのには2.3年かかる・・・」と読み散らかした覚えがあるのですが、ん~、どうだろう? 個体識別できんし~、飼ったことある人ならわかるかも・・・。秋に換羽が終了して成鳥羽の個体の口の中の写真撮りまくるしかないか?

写真を見ていると肩羽の1枚が黒い・・・。他は褐色味を帯びた幼羽であるから第一回冬羽に換羽が始まっているのだろう。春に体羽(頭、肩羽、下面など)は黒いのに風切や雨覆の一部が褐色の個体を見るが、その後初夏から秋にかけて、ハシボソが少し早く、ブトガラスが6月中旬だったと思う、要は成鳥の子育て終了後から換羽が始まるから、この秋の前身換羽を経て成鳥羽ということだろう。

え~、カラスなんぞをグダグダと書き散らかしておりますが、はい!  バードウォッチング上達の秘訣は、図鑑などに書いてあることをフィールドで実際どう見えるか確かめることですね。敬愛する先達諸兄や研究者の方々のワークをトレースすることが理解を深める第一歩です。medaichiもやっと第一歩を踏み出したところですWW