カテゴリー別アーカイブ: 大阪南港野鳥園

ミドリカラスモドキだとか・・・

5/16、勤務明けでヨレヨレのmedaichiが野鳥園に到着すると、なにやら黒山の人だかりが・・・「ん~、今日って探鳥会入ってたんだ~、それにしても数十人・・・、賑やかで結構なことで。」等とお気楽に展望塔に着くと、観察記録に5/15「ミドリカラスモドキ」とありました。今日もまだいるんだ。

「この子は日本の鳥と違うやろ~?」と資料を見ると、日本鳥類目録改定第7版では「検討中」扱いで、検討種の解説に「本種は台湾で帰化鳥として問題になっており(方2008)、八重山地方への飛来個体は自然分布ではなく、人為的由来よる繁殖個体群の派生的なものと考えられるため、検討種とした。」とあります。

なあ~んかお堅い文章ですが、H社の「日本の野鳥650」に「「・・・1987年に台湾で飼い鳥として多数輸入されたものが放鳥されて野生化・増加し八重山諸島に・・・」とありますので、ようは迷行元と考えられる台湾のの繁殖個体群ですら外来種扱いやねんから、分布は人為的なもんでこの子達は多分日本の野鳥とはならんやろねえ。

「うえ~っ、ともあれ記録はしとかんといかんけど、あの人数の中で撮影ってのもなぁ~。」と腰が引けているmedaichi。すると、いましたいました、頼りになるお客様のナカ畑さんがおられたので、厚かましくも写真をおねだりすると、快諾していただけました。多謝

下面に縦班あるし翼も褐色なので第一回の夏羽ってことですね。まあ赤目やけど、よく見ると愛嬌のある面白い鳥ではありますが、こんなもんで記録に揚げておくことにします。

後記)  この後、5月18日(日)まで観察されていました。5/15~5/18

10/18 ウラギクだとか・・・

こないだ、長居の大阪市立自然史博物館のセンセが来て、なんでも野鳥園の干潟部分に塩性湿地特有の植物のウラギクが自生してるとのこと。環境省NT(準絶滅危惧)で大阪府の準絶滅危惧種でもあるらしい。後で干潟部の作業道に出てみると、キク科の薄紫のなんとも可愛らしい花が満開だった。

ん~? medaichiには花期ならキク科ってわかるけど、まだ葉だけの時はキク科ってわからんWW。普段、作業しててもヒメジョオンぐらいに思っていたW。よく見れば花弁幅広目ですよね~。うわ~、絶滅危惧種かあ。聞けば大阪湾奥の最大の自生地だとか・・・。結実して種子が散るまで下手に刈ると怒られそうだなあ。でもって南池作業道でmedaichiが草を刈り残していても、ウラギクっつうことで悪しからず。

台風接近のため臨時休館です

迷走気味の台風10号ですが、せっかくの週末に近畿地方に接近の様子です。大阪市から8/31と9/1を臨時休館とする旨、連絡がありましたので本サイトの方とあわせてご案内させていただきます。

8/31はアカテガニ、9/1は干潟の渡り鳥と観察会を企画していたのですが、延期順延とさせていただきます。追加の参加者募集をして、海の干満などを勘案し観察に適する日時を近日中に本サイトの方でご案内いたしますので、ご参加をお待ちしています。

野鳥園の桜・・・

なんでも大阪府の今季の桜開花予想は東京都が3/29(金)、大阪市は3/31(日)だとか・・・。でもって、今朝medaichiの勝手に基準木、展望塔前のソメイヨシノを見に行くと、んんっ!! 開花していた。ということで満開は4/6.7の週末ってことになりそうですね。菜種梅雨っていうんでしょうか、雨上がりに一気に暖かくなって春らしくなりそうです。オオルリとか夏鳥達の渡りもはじまりますから、medaichiは忙しいことになります。

ハクセンシオマネキと干潟の生き物・・・

大阪市では、2023年7月30日(日)に、野鳥園で生き物観察プログラムの「ハクセンシオマネキと干潟の生き物かんさつ会」を実施します。秋のシギチドリ達の渡りが始まる前に、ガイドの解説でハクセンシオマネキや干潟のいきもの達を観察しませんか。申し込みや詳細は本サイトから。リンクを貼っておきます。  ハクセンシオマネキと干潟の生き物かんさつ会

 

今季もそろそろ・・・

今朝、展望塔前のソメイヨシノ基準木(medaichiが勝手に決めた・・・)のツボミが膨らんでいました。なんでも、今季の大阪の開花予想は3月21日(火)で、満開は3月27日(月)頃だそうですね。今週末にかけてお天気はぐずつき気味ですが、来週は良くなるようなんでよかったです。去年よりは4.5日早くいようですが、さて、今季の野鳥たちはどうでしょうか?

陽だまりに毎度おなじみのテングチョウです。

ソメイヨシノのツボミを見ていたら、ミノムシを発見!! オオミノガはmedaichiらが子供のころは普通にいて、理科教材( 語感に抵抗あるかも・・・) としてはおなじみだった。90年代の後半に突然といっていいほど見られなくなって、外来種のオオミノガヤドリバエという寄生蠅がほぼ全滅状態にしてしまったらしい。西日本の子供たちはミノムシ見たことないんじゃないだろうか。低温に弱いらしいから関東以北は大丈夫なようですけどね。

もっともオオミノガは果樹・園芸には害虫扱いの子たちだったから、どっかの業者さんが生物農薬として密輸したんじゃないかとmedaichiは穿った見方を・・・。いや陰謀論みたくなりますから忘れてくださいW。ただ野鳥界隈でもそうですが、外来種というのは在来種に対して暴力的な影響を与える場合があるってお話ですね。