NIKON MONARCH M7 8×30だとか・・・

当ブログのお客様は、昨年6月の拙稿で「Birdwatchingに向く双眼鏡・エントリモデルのベストバイ・・・」等というご大層なタイトルでNIKONの「MONARCH7 8×30」をご紹介したことを憶えておられるでしょうか?  粗雑なmedaichiは書きかけのまま放りだしたみたいになってますが、要は件の「MONARCH7 8×30」は廃番になっちゃって、新製品の「MONARCH M7 8×30」に切り替わっちゃったというお粗末・・・。まあ、発売して10年にもなろうかという型番だから、そのくらいのことは想像できるだろってことなんですけどね。少々ショックで立ち直るのに1年かかりましたW。

鳥のいない時期は機材ネタで誤魔化・・・いやお茶を濁すのが常套手段のくせにこれではいけません。気を取り直してYカメラへ・・・。まだ価格がこなれてないので諭吉先生が4名様出ていかれました。ここまではよかったのですがハテ困った!  旧型のMONA7を娘夫婦宅へ里子に出してしまいました。「まあ、いいっか。廃番になったのと見比べてもしょうがないし・・・」とお気楽なmedaichi。

取りあえずNIKOさんのサイトで諸元を・・・。「んっ? な~んも変わっとらん。」全幅が2mm大きくなって30g増してるくらいでした。前玉42mmのモデルは実視界が僅かに広くなってますね。ここら辺は新JISの見掛視界60度を確保するためでしょうか。広視界タイプとするにはここは大事なポイントです。参考までに8×30モデル新旧の諸元を下に貼っておきましょうか。

MONARCH 7 8×30 MONARCH M7 8×30
倍率 8倍 8倍
対物レンズ有効径 30mm 30mm
実視界 8.3° 8.3°
見掛視界 60.3° 60.3°
1000mにおける視界 145m 145m
ひとみ径 3.8mm 3.8mm
明るさ 14.4 14.4
アイレリーフ 15.1mm 15.1mm
最短合焦距離 2.0m 2.0m
高さ 119mm 119mm
123mm 125mm
厚さ 48mm 48mm
質量(重さ) 435g 465g
眼幅調整範囲 56~72mm 56-72mm
防水性能 1mの水深に10分間 1mの水深に10分間

とはいうものの、新型のM7・・・、ボテッとしたラバー外装がケレン味のないmedaichi好みのスッキリした形状になってますし、メーカ名等の表記も控えめなサイズの銀文字でいい感じです。

視度調整リングにロック機構が採用されてました。調整リングを上に持ち上げて解除、視度調整の後にリングを下げるとロックされて視度調整リングが動かないようになっています。MONACHのHGに採用されてたのと同じですね。

ここまでスペックと外観だけ見ましたが、今日はあいにくの雨なのでここまで。

サクラ開花予想とか・・・

ここ数日暖かな日が続きますね。こないだの日曜(3/13)には野鳥園でツバメが今季初認されています。一気に春めいてきたのですが、今季の大阪のサクラの開花予想は3/26だとか・・・。野鳥園のサクラの基準木( medaichiが勝手に決めた・・・)は展望塔前のソメイヨシノですが、花芽が上の写真の様に膨らんできました。

ところが早朝、トレードセンター前駅からの緑道には桜が植えられていて、そのうちの一本だけ、開花が10日前後早いオオシマザクラがありもう咲いていたW。一般的にオオシマザクラはソメイヨシノに比べて開花時期に幅があるらしい。原種やから地域によって遺伝子が異なれば個々に開花のタイミングが違うこともあるか・・・。クローンのソメイヨシノなら、累積気温などの条件が整えば同じエリアの樹々が一斉に咲き始めるっつうことになるんやけどね。

今朝はこの子だけこんな感じ・・・

クイナとか・・・おまけ

暖かくなってきたからかも知れないが、汽水池にいるクイナ君の動きが出て来た。medaichiはこの子の様な地味目で密やかに生きてる子達が大好きなんだけど、レンジャをやめてから展望塔に腰を据えて日がな一日鳥を観ることともなくなった。今朝は運よく逢えたので今度は静かな葦原から聞こえるこの子の声を聴きたいもんだと思っている。今回の場所はざっと100m、よくても数10m離れた撮影になるので写真は期待できませんW。

こないだのオオタカ君の画像を整理していたら瞬膜が写っているのが3枚あった。まあ「瞬膜ってなんだ?」と思われるお客様のために説明すると・・・。ふつう、まぶたは上下に動きますが、鳥や爬虫類には、瞼とは別に水平方向に動いて眼球を保護する透明又は半透明の膜があります。 第三眼瞼ともいわれています。 鳥や爬虫類が瞬きをするとき、目の内側から瞬間的に出てくるため「瞬膜」と呼ばれていて、獲物を獲るときなど眼球を保護するためにあると考えられています。

野鳥を撮影してるとよく写っていますね。普通はボツってなるのでしょうがmedaichiは重箱の隅が大好きなたちなので当然保存します。野鳥ボーイズのみんなはマネしちゃだめだよW。

「ハイタカの木」弐号木・・・

先日はミサゴ君のお立ち台に来てくれたオオタカなんだが、今日はmedaichiの立てた「ハイタカの木弐号木」に・・・。ミサゴ君のお立ち台は緑地の樹木用の支持木の流用だから、まあ人工物の雰囲気がどうしてもつきまとうわけで、今日のハイタカの木の方が絵面はまあいいんだろうけど・・・。

とはいうものの、適度に枝が刈り払われたW ( 多分アラカシだったと思う )が、葦原の中にブッ立ててあるわけで、不自然って言えばまあ不自然やねんけど、野鳥園の展望塔から撮影したら葦原バックになるのは仕方のないことで、仕掛け臭のほのかに香る設定ではありますが、ご来場のカメラマン諸氏は其処等へんは目をつぶって・・・イヤ鼻をつまんで撮影をお楽しみくださいW。

クロツラヘラサギの三回目・・・

22/2/15(火)にクロツラヘラサギが1羽でたらしい。medaichiは仕事だったので「誰か、撮ってるだろう・・・」とお気楽に・・・。結局、お客様の山下さんにお写真を提供いただいた。

初列風切の暗色部もありませんし、羽軸も白く見えますね。少なくとも4齢冬羽以上の子かも・・・

でもって本日の重箱の隅は、クロツラヘラサギ目先の黄班・・・。個体差が大きくて成鳥でもない子がいるので年齢の識別には参考にはならんだろうが、個体差の大きさを根拠に個体識別できるだろうか?  去年の10/10に来た子と写真を比べてみた。ん~、目先の黄班の形状は酷似してますねえ。同じ個体の可能性が高いと思われます。

オオタカの蛇足的余談・・・

今朝は野鳥園に着くとオオタカがお立ち台に・・・。実はmedaichiミサゴだと思っていたW。眼鏡かけてなかったんですが、なんかシルエットおかしいのでよく見直すとオオタカだったというお粗末。胸下から下腹にかけて濡れているので、干潟でなんか押さえた後かもしれませんね。

その後、なんともケレン味のあるポーズを何度かとってくれるのですが、下半身がお漏らし状態ではなんとも様になりませんW。ご本人も日差しを浴びて乾かしておられるようですので気長に待つことにしましょう。

小一時間経過・・・。濡れた羽衣もあらかた乾いてきたようですね。だんだん凛々しくおなりになりました。ソワソワ、キョロキョロと動きも出てきましたので、そろそろ飛び立ちの予感が・・・

はい! 盛大に飛び去ってくれましたので、これにて撮影終了。

こっからはお遊びです。今季のオオタカ( 左の子 )、♀成鳥だろうということなんですが、ちょうど、お立ち台にとまってくれたので、以前、撮影した♂成鳥( 右の子 )と比べてみることに・・・。お立ち台の太さを参考にサイズを修正・・・って、厳密にいうとmedaichiはお立ち台の位置を変更していますので、同じ材木ですが向きが違うわけですが、お遊びだからいいのです。

手元の図鑑によると、オオタカの全長は♂50cm♀58.5cmとあります。左の子は若干羽衣を膨らませ気味ではありますが、おお~、いいサイズ感の差がありますねえ。右の子は羽衣に褐色味がなく♂でいいと思われますので、今季の子は♀成鳥決定!!  いつも定点で撮影しているとこんな楽しみ方もできます。

野鳥の会大阪支部の会員さんにはご記憶の方もおられるかもしれませんが、medaichiが以前ムクドリ通信にお遊びで出稿させていただいたコラージュだ。この時はお立ち台変更してないから少しは信ぴょう性あるか・・・。多分に怪しさ感満載ですがW、以降だいぶ年月経過していますので、お立ち台にとまった鳥の写真探してみることにしますW。