日別アーカイブ: 2020-05-24

今朝のサンコウチョウ・・・

早朝の緑道、静かだW でも、久しぶりにお客様の黒猫さんに会えて嬉しかったです。ご挨拶を済ませるやいなや「ホイホイホイ~」。小さな声だったので♀だろうなと・・・。姿を追う内に長尾が飛んだがロストしてしまった。残念!

頭部を見ると、アイリングはしっかりあるものの、嘴の色はそれほど青味を感じないから、♀の第一回冬羽かもしれない。今頃、冬羽~と思われるかもしれないが、サンコウチョウの二年目の換羽は、7月より換羽に入り,全身の換羽を行なって第2回冬羽となり、この時点で成鳥羽になる。

つまり、5月のこの時点では第一回冬羽のまんまということになる。でも、秋の渡りの第一回冬羽の個体で、アイリングがこんなに顕著な子は観たこと無いから、裸出部については発達するのかもしれないが良くしりません。

 

ちなみに、♂成鳥の頭部はこんな感じ・・・。アイリングも幅広で嘴の青味もともに♀より鮮やかだ。上部の色合いも紫褐色を帯び、尾羽も長く明らかに♀と異なる。この羽衣に達するのは第三回冬羽からといわれている。

サンコのややこしいのはこの辺で、♂は第二回冬羽に換羽しても、体羽が成鳥と第1回冬羽との中間色なのや,尾羽中央2対が伸長するものや,第1回冬羽のままのものなど個体差があるということなのだ。下の写真を見ていただこう。

 

これまた数年前の春の蔵出し写真だが、この子は体色は薄めだが紫色かかって、アイリングも顕著だが尾羽は短い。つまり、この子は第二回冬羽の短尾型♂の可能性があるということだ。つまり、チラ見で尾羽が短ければ「♀だろね~」で済まなくなって来てるってことですね。面倒なことこの上ない上に、なにやら地雷原の危険な香りが・・・。

まあ、medaichiは普段から赤恥青恥かき倒していますから、お勉強と同時進行ってことで悪しからず。例によって写真を撮り貯めて、なんか書けるように頑張りたいと思います。ん~・・・、以前書いたような記憶があるが、サンコの第一回冬羽の♂♀は識別可能か?・・・次列と三列風切が暗色というのは本当だろうか?  ということで、無謀にもmedaichiはこの秋のテーマとして、サンコの第一回冬羽の写真を撮り貯めることに。