台風10号が夜半に最接近し明け方まで雨が振り続いた。満潮が19時前後、高潮が懸念されたので、朝早くでかけてきたmedaichi・・・。普段の台風でもよくあることなんだが、野鳥園の干潟は水浸し状態W
当然ながら、先日、逆止弁を修理し、順調に排水を続けてきた南の汽水池も海水が越波して、最大水位にWW まぁ、世の中ってこんなもんでしょうW
まぁ・・・別にどってことないお話しですが、読者の皆様に野鳥園へのご理解を深めていただけたらとお話しさせていただきます。お世話になってるGoogle Earthさんで画像を落とさせていただきました。野鳥園の3つの池、北池・西池・南池は現在、海水化していますが、建設当時から海水だったのは西池のみで、北池は真水、南池は汽水(真水に海水の混入した状態)でした。
海水化したのは、潮の干満により干潟を現出させ、西池だけでは不十分だった渡りのシギチドリの個体数を増やそうという意図でした。2003年、その際、環境の多様性もせねばということで、汽水だった南池の東側1/4を作業道で仕切り、汽水環境を残存させたわけです。白丸内の画像でご確認できると思います。
汽水池には、園内より雨水を導入していますし、台風の高潮で海水の流入することもあり水位を保つため、配水管を設置していますが、当然、満潮時に海水が逆流するのはマズいわけですね。そこで、海水側に逆止弁を設置して、排水はできるが満潮時の海水の逆流を防いでいるわけです。そんな大層なものではありません。ただのゴムの板WW
でもって、そのただのゴムの板が経時劣化でブっ飛んだつうわけで・・・。「medaichi、修理しとけよな~」と偉いさんに言われてたのを、ヘラヘラ怠けていたのですが、さすがにそろそろ怒られそうな雰囲気全開なもんで、あわててホームセンタでゴム板を調達、ステン板で管径を調節してあるところに現地加工でゴム板取り付け完了WW
「皆さん、梅雨明けしたと思ったらいきなり暑いですね~。写真なんか撮ってられませんよね~」等とヘラヘラ笑って遊んでいたら、「メダイチドリ来とるで~」との声が・・・。おろっ! もう来てるの~とあわててカメラを。真昼だし・・・陽炎きついし・・・、写真の出来は大目に見てくださいね。
でもって「メダイチを・・・」とファインダで探すとアオアシシギ成鳥が2羽・・・。7月下旬から観察されていたキアシシギ君もいたので一緒に記念撮影しておきます。
ああ、メダイチですよね・・・、いました、いました。西池干潟の遠くにいました。デジスコギリギリ・・・。♂adの退色した子ともう一羽、茶色の子、幼鳥なのか退色した成鳥なのか、すぐ見えなくなったので今日のところは不詳としておきます。
野鳥たちが繁殖地で子育てで忙しくしておられるのをよいことに、「鳥がいないもんしょうがないもんね~」とのんびりかましているmedaichi・・・。 暇なのでズボラかましてたWW メールのチェックをすると、鳥やさん以外の方なんだが、幾人かの方から双眼鏡イメージの撮影方法についてのお問い合わせをいただいていたので、双眼鏡とカメラの装架の仕方をご覧いただこう。
ほとんどの方が手持ち撮影で、うまくイメージを撮影できないってことで、センターにこないとか、左右が減光するとかでした。当ブログのコメントのお返事で「初号機」をご紹介したこともあるんだが、個々にお返事書くのも面倒だし~、ブログの更新もしていないし~WW 記事として揚げとくことにしました。本サイトの方も追加しないといかんでしょうね。
medaichiはデジスコ屋さんなもんで、双眼鏡視野の撮影には冒頭の写真にある、ビデスコ用の機材で、KOWAさんから発売していたTSN-DAT3という架台を工夫して使っています。工夫というほどのものでもなく、「初号機」は、厚板にゴムを貼って双眼鏡を装架する台をつくり、ベルクロで固定していただけのものでした。それだけでもカメラ台が上下左右、双眼鏡架台が前後に可動するので重宝していましたが、今回ご紹介するのは、不具合を改良した「弐号機」となります。
まず、ビデオ雲台の水平を丁寧にとってからカメラをセット、AFのフォーカスエリアをスポットに切替えて手近の目標 (この場合は、展望塔から見える赤灯台)にセットして固定します。
カメラの架台を下に降ろしてから、双眼鏡のフォーカスを合わせて、双眼鏡の架台にのせて、覗きながらざっと目標にあわせ、ベルクロで固定する。
写真を見ただけでお分かりになるだろうが、大抵の双眼鏡は接眼レンズより対物レンズの方が大きいので、そのままセットして固定すると、筐体が仰角(上向きの角度)をとってしまう。
そう、このままでは視野が中央に来なかったり、きちんと見えなかったりするのだ。
ざっとイラストにするとこんな感じ・・・。カメラと双眼鏡の光軸が微妙に一致していないのがお分かりになるだろう。初号機の時は双眼鏡の接眼レンズ下に厚紙や、割り箸を削ったのやらを挟み込んで誤魔化していたが、まあ、面倒なことこの上なかった。
そこで、弐号機の改良点は、まず双眼鏡の架台を厚板2枚にし、全部を蝶番で固定た。架台後部の下の板に蝶ボルトを取り付け、蝶ボルトをねじ込むことにより、蝶番を支点にして上板を持ち上げ、仰角を解消するよう改善した。
蝶ボルトの取り付けは、板にざっと大体の大きさで穴を開けてねじ込むだけでもいいんだろうが、まあmedaichiはデジスコ屋のはしくれだから、アルミ板の小片を固定し、タップで5mmΦのネジ穴を加工して耐久性をもたせた。
よほどのクセ玉以外はこれでOK。小口径の逆ポロ機などで逆に俯角(下向きの角度)が発生する場合は、双眼鏡の架台そのものを前後逆にセットして対応可能と思う。
最後に蛇足ながら、なんでこんな架台を使うかというと、カメラのセットが容易になるのは無論のことなんだが、要は手持ちでシャッタを切ると当然発生する手振れを嫌っているからだ・・・ 最近、双眼鏡の視野をコリメート撮影してご紹介することに少々疑問があるのだが、ビジュアル重視の今日この頃、お馬鹿ブログといえどもテキストだけでは表現力不足このうえないので、イメージを付けざるを得ない。同じ撮影ならより正確にということで、架台に装架してセルフタイマーをするってことになるのだ。
前にも書きましたがコーティングは緑系・・・。対物レンズからプリズムまでよく似た色です。一般的なフルマルチコート機なんでしょう。反射が上級機種にくらべるとさすがに少し強めの感じがします。鏡筒内部はちゃんとつや消し塗装されて、基本の遮光線加工も施されているのが見えます。
「エントリーモデルを考える・・・」なんて言ってますが、エントリーモデルと言えども野鳥観察というハッキリとした目的があるのですから、その辺りは一般的な普及機よりは要求される性能が高くなるのは致し方ないでしょう。
マニュアルで撮影してますが、接眼レンズの内部反射は少ない方だと思います。C国ダハ機の弱点の一つが、この接眼レンズ内の内部反射や雑散光だったのですだが、こういうところを手抜きせずきちんと作りこまれていて好印象。この見え味・像のコントラスト等に影響する部分で、最も優秀なのは、medaichiの知る限りではLeica の Ultravid 8×32 HDだ。現行のNoctividシリーズも素晴らしいが、まあ、お値段がそれなりに・・・
見かけは、今時はやりの広視界タイプは8度超えなんだが、7.5°は標準視界より少し広いっていう程度。「目に当てれば広々とした視野が・・・」というほどでもないが、窮屈さを感じることはないだろう。飛んでいる鳥、猛禽やカモメ・アジサシなんかをよく見る方には、広い視界は必要だろうけど一般的な鳥見には十分と思います。
右の他メーカーのダハ普及機は以前明るさを8点+としたんだけれど、僅かに暗いですね。8点かなあ、でも、視野のコントラストはKOWA BD 8×32 Prominerの方がスッキリ色合いも艶やかですね。白けてモヤっと感もなく良い感じです。価格からするともうちょっと頑張って欲しかったかなとも思いますが、欲張ってはいけません。僅かに暖色系の色合いを感じますが、この辺りは好き好きと言わせていただきます。
最近の国内のメーカさんでそこそこの価格帯の機種なら、中央はしっかり見えるが周辺像はズルズル~なんてのはまあないんじゃないかと・・・。でもって、このあたりの眼視の微妙な像質の崩れをコリメート撮影するのも無理っぽさ満載なんでやめときますW このKOWA BD 8×32 Prominerも参考までにイメージを揚げておきましたが、中央部40%位から周辺にかけての緩みは緩やかで、外縁85%位まではしっかり見えます。最外縁に僅かに減光がありますが気にならないレベル。
ディストーション(周辺像の内向きの歪み)は65%から僅かに感じますが、周辺部へと進んでもまずまず緩やかで目立ちません。
このところ色収差(色のにじみ)の少ない双眼鏡を見てないものでW ん~、勝間GLORY6×30はいいですね。とても嬉しかったんだが、KOWA BD 8×32 Prominerの色収差は良く補正されています。これはProminerの呼称の通り、色収差の少ないXDガラス(他のメーカではEDガラスとも言う)搭載の効果でしょうか。中央部の色収差は極めて僅か、周辺部も低く抑制されています。
日頃、双眼鏡については「軽量・コンパクトも性能のうち・・・」などと言ってはおりますが・・・、今回、ご紹介したKOWA社の BD 8×32 Prominerに思ったのは、無理に鏡筒の短さにこだわらず、推測ですが、軽量化にはマイナス要因でも、プリズムはゆとりのあるサイズじゃないかと思います。鏡筒を短くしたり、プリズムを小さくすれば、光路の設計やパーツの加工精度も難易度が上がるので、ある程度の光学的な品質の維持のためには、ゆとりのあるサイズが必要じゃないかと素人ながら考えております。
最近は広視界タイプがトレンドで、medaichiも広々とした見掛視界の双眼鏡は好きですが、このBD 8×32 Prominerのような、視界の広さを欲張らず、周辺像の補正が高いレベルで行き届いた双眼鏡も好きです。当然、コストとの兼ね合いになるので、野鳥観察のエントリーモデルとしては、視界の広さと明るさは平均的ですが、双眼鏡の基本的な品質が平均より高いレベルで維持されており、コストパフォーマンスの高いモデルとして推奨できます。