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medaichiの6倍機決定 勝間GLORY 6×30

katsuma30_6_1え~っと、medaichiは双眼鏡マニアではありません!!! が、以前から欲しかった6倍機・・・。堅実な作りのmade in Japanが、この、勝間光機、GLORY QF6×30SB-Dです。双眼鏡のマニアさんの間で評価が高いものの、東京都板橋区の勝間光機さん、外国の軍隊からの数百単位のオーダーに追われ、一般市場にはほとんど流通していません。

katsuma30_6_2medaichiも「無理かもな~」と諦めていたところ、たまたま、中国国内の販売権を得た会社からの逆輸入のような形で入手することができました。一応、鳥やですから、軍仕様のIFモデルではなく、CF仕様を入手しました。軍仕様と一般市場向けの型式では、レンズ、プリズムのコーティングが違っているはずです。katsuma30_6_3深みのある緑系の増透コーティングが・・・、接眼も今どきの機種に比べると径が小さいですがすべてのレンズ・プリズムにコーティングを施したフルマルチコートです。

 inner接眼レンズ内部には明らかな雑散光が・・・。ポロ型双眼鏡の宿命って部分ありますが設計の古さを感じる部分ではあります。逆光だとコントラストの低下が予想されますが、まあ、これはこの機種に限った事ではないし、ハレ切すればいいっか。katsuma30_6_4

 

ちょっと、medaichiの現役・・・1.5軍くらいW のNIKON 8×30 E2君にお出ましいただいて比べてみた。どっちもジャガイモが転がっているようにみえますが、勝間GLORYが男爵イモなら、NIKON 8×30 EⅡはメイクィーンってとこですねW  プリズムなんかは大きさで余裕あるほうが、像形成は安定するんだろうけど、今までごっいなとおもっていたNIKON EⅡが洗練されて見えますW

ちなみに、NIKON 8×30EⅡとちがって、この勝間GLORY QF6×30SB-Dは防水されていて、普通ポロ型を防水すると大きくで重くもなる様です。

katsuma30_6_5接眼レンズも今時の双眼鏡のスタンダードからすれば、口径小さいです。見掛け視野もアイレリーフも欲張っていませんし、補正もこだわってないからレンズの枚数もすくなそう・・・medaichiの子供のころの双眼鏡みたいですねW

katsuma30_6_6さて、皆さん方にこの勝間GLORY QF6×30SB-D君の光学パフォーマンスを、一片なりとご紹介するためにコリメート撮影してみました。「あれれ? ゴムの見口はずしてレンズをくっつけたのに視野環がキッチリでないや・・・」 覗いた時も少し押し付けるようにしないときちんと見えませんから、おそらくデジカメのレンズと、接眼レンズのクリアランスが詰め切れてないのでしょう。

panaレンズのフィルターの取り付けようにねじ切りされた部分が当たって、クリアランスをつめれないのです。ということで、とりあえず1mm位削ってみました。皆さん方はこんなこと真似しちゃだめですよ。medaichiはいいんです、馬鹿だからW

katsuma30_6_7おおっ、なんとかキッチリ視野環がでてきましたね。これでちゃんとコリメート撮影ができるってもんですね。medaichiは、一応、デジスコ屋のはしくれですからこういうところを手抜きしちゃいけません。

katsuma30_6_7うわっ、見ただけで視野中央の像形成がキレッキレなのわかりますねえ。比べて、50パーセントを外側にすぎたあたりからすでに怪しくなってますね。もう、ズルズルW  昔のツァイスの双眼鏡って、だいたいこんな感じでしたよね。良像の範囲は40%以下30%くらいかもしれません。

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まあ、肉眼の視野角って120度以上あるんだろうけど、ヒトが、私ら鳥屋の場合、視野中央の野鳥を注視している時って、周辺は見えていることを知覚してはいますが、見えているわけじゃないですよね。観察対象が野鳥なら、こんな周辺像の崩れを気にすることは必要ないでしょう。

まあ、たいてい双眼鏡の周辺像にうるさいのは天体つまり、星屋さんですし、ネットとかで双眼鏡のレビュー書いてるのも、星屋さんがほとんどのようです。星のような点光源なら・・・って、ほとんど光学系のテストやってるようなものだしね。周辺像の崩れにしたって、「視野いっぱいに広がる星々を・・・」って観察するなら「許さん!!!」ってなりますよねW

swaroまあ、medaichiの鳥見の標準機にしているSWAROVISION EL 8.5×42君にご足労頂いて比べてみました。写真見ただけで視野周辺の像が良く持ちこたえているのがわかります。50%をこえるとさすがに緩み始めますが像の崩れは緩やかです。

swaro2「野鳥が対象なら、周辺像の崩れに敏感になる必要ない・・・」って言っておいてなんですが、なんでmedaichiが、SWAROVISION EL 8.5×42を鳥見の標準機としたかお話ししたいと思います。

まあ、「好き嫌いはあるものの、いわゆる各メーカーの現代的なハイエンド機を見倒して研究すれば、より双眼鏡というものへの理解が深まると思ったから・・・」です。

ん~、長くなりそうなんで、今日はこのくらいにしときます。W

ふたたびルリビタキ・・・

170127ruribitaki1「シ~~ン・・・」という音が聞こえるくらい、静かな緑道W・・・。毎年、うるさいジャマガラ・・・嘘W、ヤマガラ君すらいないので寂しいことこの上ない。暇なんで、遊んでくれたルリビタキ嬢・・・(多分)で、medaichiにしては珍しい引いた絵作りを・・・   暗いバックに斜逆光で鳥を浮き立たせ、モッコクの緑と赤みをあしらって・・・なんてめんどくさい事は普段、絶対やりませんW

170127ruribitaki2等倍フリークのmedaichiですから、当然アップ画像も撮ってますW   植栽整備で掘り返した跡で何やら捕まえたルリビ嬢・・・、おぉ、ミミズですね。さすがの小型ツグミ類って、今はヒタキ科になっちゃったのかな。そう、これが普段のスタイルですね。

170127ruribitaki4まあ、ルリビタキの第一回冬羽の♂は、尾羽や脇のオレンジ色でどうこう言えないよな~って思うんですよね。脇のオレンジ色は、大きさより鮮やかさがポイントかも・・・とか、尾羽より上尾筒から腰・・・とか、考えんでもないけど、「手取りしてもわからん場合がある・・・」って言われちゃうとね~写真じゃ、小雨覆とかハッキリ撮れてない限り「判らん・・・」W ということにしておきます。

170127uguisu今朝は無謀にもAFの遅いGX8で、ウグイスを狙ってみました。今朝は暖かかったですが、まだ、さえずりらしきものは聞こえません。GX8のAFですが、ん~、「遅いんだけれど正確・・・」って感じかなあ・・・。迷いながらも「ヒピッ!」と合焦してシャッタが切れたら、OK・・・なんだけど、まあ、適当に合焦して、ピン甘写真量産!!ってのよりはずっとましですが、どうこうよりシャッタチャンス逃すくらいなら、鳥によっては、AF切って、マニュアルで撮影したほうが結果が良いんじゃないかと思う昨今です。

今日は大阪市消防の出初め式

2017shoboutei今日は朝から野鳥園周辺がにぎやかだなと思ったら、大阪市消防の出初式でした。このところお気に入りのFUJINONの双眼鏡、 FMT-SX 10×50を持ち出して眺めていたら、大阪市の消防艇「まいしま」が盛大に放水してくれました。三脚に装架してたので早速、双眼鏡デジスコW。あいかわらずキレッキレの絵を出してくれますね。

2017shobouheli調子にのって消防ヘリも狙ったんですが、見事に返り討ちW   仕方がないので新聞社の取材ヘリにターゲットロックオン!! おおっ!朝日新聞の取材ヘリでした。FUJINONの FMT-SX 10×50君・・・航空機も楽しいですねえ。medaichiはデジスコは曲がりなりにもキャリアがあるので、なんとか撮れましたが、「双眼鏡デジスコ」少々難敵でした。

FUJINON FMT-SX 10×50・・・スワロと比べてみた。

fujinon1口径も倍率も違う機種を比較して意味あるかなとは思わんでもないですが、比較の対象がないと何にも書けんのでご参考までに・・・。medaichiの鳥見標準機、スワロフスキのEL8.5×42SVと比べてみました。まず、いわゆる「キレ」解像のシャープさですが、ざっくり、見ただけでもわかりましたが、この、FUJINON FMT-SX 10×50の中心部のシャープネスは、ハイエンド製品にせまるパフォーマンスでした。像質は心地よくスッキリして、大型ポロ機のプロ仕様だけのことはあります。

swaro1視野中心部の解像パフォーマンスと言いましたが、平たく言えば、像の形成が鋭いかぬるいかということです。加えて合焦位置がピタッと決まりやすいか、どうかも気になるところではありますが中心部の像質のシャープさについては、スワロフスキEL8.5×42SVは秀抜で、しかも良像の範囲は他の欧州勢に比べて広く、合焦ピークの位置もピタッと決まります。

比べて、FUJINON FMT-SX 10×50ですが、IF方式の機種だけあって焦点深度は深く、合焦ピークの「ここだ!!」というのにたどり着くにはちょっと迷いますね。ダイヤルを意識してゆっくり回して、眼がついてくるのを待ち、慌てず調整するのがコツなんですが、両方の接眼レンズを合わせるのは最初は面倒です。絶対、鳥見に向かない双眼鏡ですW とはいえ、開発のコンセプトが違うんだから、こんなの比較したって意味ないですね。

fujinon_swaro次に、色の「ヌケ」ですが、FUJINON FMT-SX 10×50の透過感は極めて良好です。上の写真は、マニュアルでカメラの露出を固定して撮影しました。スワロより明るく写ります。世界のハイエンド機、たとえば、ZeissのVictory 7×42FLに肩をならべるかもしれません。比べてみたFUJINON の7倍機種 FMT-SX 7×50にはわずかに及びませんが、光度という項目では、この双眼鏡は、満点とはいかなくとも9点+と評価できるのではないでしょうか。

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色彩の再現は双方ともにリアルですが、FUUJINONのレンズは緑色のコーティングが施されていて、補色にあたる赤というか、暖色系の発色が想定されます。実際、撮影された雲は、フジノンはわずかにピンクかかっています。スワロは寒色系の発色です。この辺は好みでいいんじゃないかともおもうんですが、その時点でのmedaichiの眼視で、雲にこれほどの暖色系の色合いは感じなかったので、リアルさという観点ではスワロ君に軍配を上げざるをえません。

fujinon2次に、周辺視野を見てみましょう。FUJINON FMT-SX 10×50 の周辺では、歪曲収差は( 普通、望遠系のレンズは内側に凹んだ糸巻き様のゆがみが見られます )、よく補正されていて、眼視ではほとんどわかりません。像質の崩れは視野の70%あたりから緩み始めますが、まあ軽微としておきます。上の写真では明らかに崩れが感じられますが、おそらく、撮影用のカメラレンズの描画性能も加味されて、崩れが増幅されていると思われます。

swaro2おまけですが、スワロのEL8.5×42SVの周辺視野は非常に優れていて、medaichiが鳥見の標準機とした理由のひとつです。周辺歪曲が非常に少なく、眼視ではほとんど識別ができません。周辺の像質の崩れも極めて軽微です。上の写真は、1.000m以上離れた倉庫に描かれた文字を切り出しましたので、先に申し上げた、撮影レンズの描画能力に加えて大気の揺らぎも加わります。もし、もっと近距離の撮影なら、崩れはもっとわずかになります。眼視で、視野の中心から視線をずらせて、点像の崩れ始めを感じ取るってことなんですが、このスワロ君では、双眼鏡に慣れておられない方なら、なかなか感じ取れないんじゃないかと・・・。

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双眼鏡は鳥屋さんだけじゃありません。鳥屋さんよりずっとまえから、もっとうるさいW 星屋さんが天体観望に使っておられました。天体屋さんでFUJINONっつうと、FMT-SX の7×50・7倍機が定番ってことになってます。手持ち機種ってことですけどね。NIKONだと7×50 SPが有名。medaichiも7倍機見てみました。明るさ、周辺像質なら、まず7倍機のほうがアドバンテージあります。じゃ、なんで10倍機にしたんだ~ってブーイングきそうなんですが・・・。

7倍機って、見掛け視野が50度ほどしかないんですよね。よく、「トイレットペーパーの芯筒から覗いた様な・・・」なんて表現されますが、さすがにそこまで狭くはありませんW  でも、ちょっと窮屈な・・・。そうだなあ~、medaichi的には60度くらいあればOKでしょう。FUJINON FMT-SX 10×50の見掛け視界は計算上は63度、広々と快適な視界が広がります。

それと、星屋さんなら、まあ、星は点像じゃないですか~。medaichiは鳥屋ですから、遠くを飛んでる猛禽とか、干潟のシギチドリとか見るときの「手持ち限界機」で一番ハイパワー(この場合、パワーというのは倍率、ちよっと加えて明るさ)なの・・・っていうと10×50機がMAXってことですね。星を観ておられる方なら、ご存知と思いますが、都市近郊の光害エリアで、瞳径5mm機のほうが背景が黒くしまって、星が見やすいらしいです。元が興味本位というか面白半分なmedaichiは、これから寒くなって、大気が澄んで来たら、FUJINON FMT-SX 10×50君を持ち出して、夜空を眺めるのも悪くないかな~とも思っています。ここら辺が理由で、今回は50mm径の10倍機となりました。公園や森で鳥をみるだけなら、30~40mm径の8倍機と申し上げておきます。

FUJINON FMT-SX 10×50のご紹介です。

dsc09518ここんとこ、medaichiのデジスコの友である双眼鏡  HINODE 5×20 A4をご紹介してきましたが・・・、まあ、medaichiの現役の子達の中で一番コンパクトな機種で、おもちゃみたいな外観のわりに生意気な見え味で、お手軽感満載でお気に入りなんですが、飽きてきたWってこともあるし、今回は、当ブログのお客様に、気分転換ってわけでもないんですが、medaichiの現役双眼鏡のなかで、一番のヘビー級、FUJINON FMT-SX 10×50をご紹介したいと思います。
fujinon_fmt_sx_10_50現役双眼鏡なんて言っちゃいましたが、この子をバードウォッチングに使ってるバーダーはまずいないかと・・・。見てのとおりの大型のポロ型双眼鏡。コンパクトなHINOODE 5×20 A4の重量266gに対し、FUJINON FMT-SX 10×50は1.400gもあります。とりあえずカタログ上のスペックを書いときます。

FUJINON 10×50FMT-SX

  • 倍率 10倍
  • 対物レンズ有効径 50mm
  • アイレリーフ 19.8mm
  • 実視界 6°30´
  • 1000m視界 113m
  • 射出瞳径 5mm
  • 寸法・重量 H191mm  W218mm(拡張時) 1.400g

dsc09501現時点で、medaichiの鳥見用のスタンダード機は、右のスワロフスキの8.5×42です。ちなみにこの子はざっと800gですから、FUJINON  FMT-SX 10×50は倍ほど重くなります。重さもさることながら、ん~っ、貴公子然としたスワロ君に対して、フジノン君・・・、潔いくらいドン臭いというかジャガイモが転がってるようにW見えます。

時代は、スリムなダハタイプ、ラバー外装の防水機って、十数年前からそんな感じだから、まあ、大型のポロ機が売れんようになるのもわかりますね。下に、世界中のメーカーがポロ機から撤退していくなか、伝説的な立ち位置になりつつある、NIKON 8×30 EⅡと対物レンズを比較してみました。余談ですが、このNIKONの8×30シリーズが、世のポロ機を駆逐しちゃったって側面あるんですが、野鳥の会御用達で、一番売れた双眼鏡らしいです。( 最近、見なくなりましたが・・・)

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ワハハ、さすがにデカいわ。50mm vs 30mm だから当たり前か・・・。当たり前ついでに、光学レンズの集光力、解像力はレンズ口径が大きくなるほどupしますから、このフジノン君には、普通サイズの双眼鏡に比べて大きなアドバンテージがあることがうかがえます。dsc09503

後方から見ると、デ~ンと巨大な接眼レンズ。ほぼスワロ君と同大、28mmもある。この辺は接眼レンズのハイアイポイント化(アイレリーフが長くなること)、ワイド化(視界が広くなること)にともなって、最近の双眼鏡のトレンドとなっています。medaichiは光学の専門家ではないので、怪しい感満載ですが、アイポイントの寛容さ( ぶっちゃけ、覗きやすさ )を確保するためには大口径化しなくちゃなんないんでしょう。dsc09517

もう、当ブログのお客さん方はよくお分かりとは思いますが、そろそろこの辺から、お話が怪しくというかアホらしくなってくるのですがW、このFUJINON FMT-SXシリーズの双眼鏡には、ピント合わせのためのセンターホイールはありません。左右別々にピントを合わせなくてはならない、IF方式( Individual Focus )なのです。さらに、最短合焦距離は10mほど・・・つまり、それより近いものにはピントが合いません。

取扱説明書を見ると、航海・漁業・監視・天体観測などの専門用途・・・とあります。はなから、近いものを見ることは想定していません。つまり、遠くのもの、それも数百m以遠Wを見るための双眼鏡なんですね。バードウオッチングには絶対、不向きな双眼鏡ということができます。dsc09516実際に、ピントリングのゼロ位置で覗いても見ると、medaichiの視力で、野鳥園のお客さんならよくご存じと思われますが、展望塔から400mほど離れた赤灯台から以遠にピントが合います。それより近いもの、たとえば干潟のシギやチドリ・・・ざっと100~200mの距離なら+方向にリングを回さないとピントが合いません。さすがに、少し使っていると慣れてきて、目測の距離感でピントリングが決まるようになってきましたが、眼を放して、ダイヤルを双方調整するのは面倒です。とても、普通の双眼鏡の様に、覗きながらセンターのダイヤルでクリクリ・・・という風にはいきません。

「じゃあ、なんで? そんなゴツくて、不便な双眼鏡が現役なんだ~?」って、言われそうですが、まあ、要は気に入っちゃったってことですね。見え方が気持ちよくて好きなんです。もともと、大型ポロ機の安定した像質にひかれていたということもありますし、fujinonのFMTシリーズ独自のレンズコーティング(EBCコーティングというらしい)が、想像以上に良くて、いままで鳥見では使ったことの無い大口径レンズだということもありますが、明るくて抜けの良い、すっきりとした見え方をします。image3このブログのお客さんは、当然、野鳥ファンがほとんどと思いますが、まあ、野鳥の美しさ・愛らしさっていう要素は抜きにして、双眼鏡の光学パフォーマンスというか、双眼鏡をのぞいた時、その視界の何に心を奪われ、喜びを感じるかというと、medaichiだけでなく、像のシャープネスと色の鮮やかさですよね。このFUJINON  FMT-SX 10×50は、medaichiにはズバリ正解なわけです。ただし、野鳥園限定!!とさせていただきます。こんな重くてかさばる双眼鏡を持って、野鳥を探しウロウロする趣味はありませんWp1600737

野鳥園の展望塔前に広がるのは大阪湾。展望塔に腰かけて、このFUJINON 君で、大関門を出入りする船舶を眺めたり、関空へのアプローチの旅客機、陸自や海保、警察、消防のヘリを眺めるのはたいへん愉快なひと時と知りました。そういう意味で、新しい双眼鏡の楽しみを教えてくれたと思います。大阪湾を行き来する船舶を眺めている時、medaichiの鳥頭に流れるBGMは、当然、加山雄三さんの「海・その愛」で決まり!! 「海よ~、俺の海よ~・・・」ってね。

「ぶっちゃけ、鳥屋のくせに馬鹿げたもの持ってるよな~」と、思わんでもないですが良いんです。趣味だから・・・W。良いとか悪いとか、合理的とか、向き不向きとか、そんなもんじゃないんですよね~。好き嫌いだから。趣味ってそういうもんですよね。

Hinode A4 ちょっとだけ問題発生!

今季から、medaichiのデジスコの双眼鏡としてデビューしたHinode A4・・・。9月の中頃から雨模様の日々が続いたのと、緑道や展望塔内ばかりで使用していたので気づかなかったが、晴天の直射日光下、逆光状態で覗いてみると、視野下半分に盛大なゴーストが・・・。161002goast一般的にハイエンドと言われている機種でも、逆光で対物レンズに日光があたっている様な場合には、少々アイポイントをはずすと、視野下方向にわずかなフレアを感じるものだが、なんか結像しちゃってるし・・・、ここまであからさまなのはちょっと・・・

下の写真をご覧いただければ、まあ、ここらへんが原因かと思われるんですが、Hinode A4は近くにフォーカスしている時は接眼レンズは一番前の位置にありますが、遠くにフォーカスするにつれ対物レンズは後退し、対物レンズより前に鏡体内部が露出してきます。この露出した下部に日光が反射しちゃってるんですね、本来、双眼鏡内部は迷光・反射防止でマットな黒に処理されていなければならないのに、鏡筒内を白く塗ってるのと一緒ですよね。161002goast2少々、イラッときたのですが、まあ、そのほかのところは気に入っているし・・・いきなり2軍行~、お払い箱~ってのも可哀想かなあと・・・。幸いにも対物レンズ内部じゃなく手が届くので、黒いつや消しペイントで塗装してあげることにしました。対物レンズのユニットは筐体と僅かですがフロートされて隙間がありますから、塗装してもはげちゃうことは無いでしょう。161002goast3おお~! なんか精悍な面構えになってきました。ここで、片方だけ塗装して撮影し、比較して効果を実証しなければならんかったのですが、忘れて両方塗っちゃいましたW  まっ、いいっか。だいたい逆光状態って、たいていの双眼鏡は苦手だから、手で日光の直射を遮ったりとか普通にしてるし、ことさら大騒ぎすることも無いんですけどね。総じてHinode A4は良い機種で、medaichi的にも、手間をかけてでも使っていきたいんでOKってことで・・・。

Hinodeさん! 次のロットで塗装してくれてたら少し嬉しいかも・・・。応援してます。頑張ってくださいね~W

Hinode A-4のストラップを替えてあげました。

hinode_strap1今季から、medaichiのデジスコのお供に決定したHinode5×20-4A君です。で、これから活躍してもらわんといかんのですが・・・、なんだ?この貧弱なストラップは~? 携帯とかコンデジ用の松葉紐に取り外し可能なソケット式のコネクティングパーツがついてます。8mmの平紐・・・パーツに通して金具で固定し、熱収縮性のチューブがかかってます。当然、長さの調節なんかはできません。

ま!  双眼鏡の素性が良いので許しちゃいます。筐体の加工は完璧丁寧、豪華美麗なケース・ストラップ付~!!  でもって、本体は手抜き~なんてのよりずっと好感もてます。まあね、オーナーとすれば、可愛い子なのに、ただでさえ外観が玩具みたいなんだから、少し投資して格好良くみせてあげたいじゃないですか。

hinode_strap2例によってYカメラを物色していると、この子に似合いそうなシックな紺色のストラップ発見~。medaichiの好きなLoweproの細めのストラップがコネクティングパーツに合いそうでした。漱石先生お二人様でお釣りが・・・。ちょっと長めなんで胸骨下部に来るように、平紐を切って調整します。

ああ、それから、この手のコンパクト機って、ストラップの取り付け部分が、携帯とかコンデジみたいに1か所しかないのがあるんですが、Hinode A4はデュアルっつうか2か所、ちゃんとついています。前玉が小さい逆ポロなもんでダハ機みたいにはいかず、重心位置の関係で接眼部が前倒れしますが、軽いので首から下げれば気になりません。

デジスコ用の双眼鏡 Hinode 5×20-A4 その3

medaichiの野鳥撮影の時のtool、Hinode 5×20-A4の観察を続けます。

●最短合焦距離

hinode_test8メーカーのサイトでは最短合焦距離は2mとなっていましたが、これでは昆虫の観察や、博物館・美術館等、室内での使うのには不便かなとおもっていました。仕事場のカレンダーを観察・・・。あれれ、medaichiの視力で、ほぼ1.5mまで合焦します。1.5mというと背の高い男性で足元付近にいる昆虫にピントを合わせられるって距離ですが、これだと楽しいですね。昆虫の展示だと普通は目線付近にあつめてくれてますが、盛りだくさんWな展示だと高い所は双眼鏡がないと見えません。

最近のカレンダーって、書き込み出来たり、数字が大きくて見やすいのですが、暦の六曜とか、前後月はポイントが小さくて、席から見づらい時に便利・・・って、卓上のカレンダー置けばすむという意見もありましたW が、室内でも使えそう。もっと近寄れる機種もありますが、双眼鏡としての基本性能がちゃんとしてての話ですよね。medaichiは、もっと近寄れるならルーペを使います。

●アイレリーフ・アイポイント

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双眼鏡をのぞいた時、像全体が全部綺麗に見える位置がありますよね。その時の接眼レンズ面から、瞳までの距離をアイレリーフと言い、大事なスペックです。眼鏡をかけている方なら見口を伸ばさず使用しますがだいたい16mmあればOKだと思います。

また、この像全体がきちんと見える位置のことをアイポイントといいますが、接眼レンズの設計によりアイポイントがシビアで少しずれるだけで、視野が陰ったりゴーストの出る機種もあります。また、アイポイントが寛容で、レンズのZ軸(前後)だけでなく、XY軸(上下左右)にもゆとりのある機種もあります。これはカタログなどにも書かれることはありませんし、数値化もされていませんから実際に覗いて確かめるしかありません。medaichiの印象では、このHinode 5×20-A4ですが、このアイポイントも寛容で、言葉を替えれば大変見やすい双眼鏡で、この価格帯のコンパクト機種でこれほど見やすいものは知りません。

ベテランやマニアの方なら、いわゆる「くせ玉」、面白いが見づらい機種を使いこなして楽しんでいただくのは結構なんですが、medaichiらだと、子供達や、ビギナの方に見ていただいたりすることもあり、アイポイントの寛容な機種はありがたいです。とくに幼い子、低学年だと双眼鏡は難しいです。まず、見えてないはずです。でも、子供は健気ですから、medaichiやお父さんをガッカリさせたくないので「見えたよ~。」って言ってくれるのです。

大人でも少し練習しないと見えない方もおられますから無理もありませんね。もし、子供たちがきちんと見えたら、すぐわかります。あちこち見だして、返してくれなくなります。こういう時は「子供にとっても双眼鏡って、面白いんだな~」と自分の子供時代を思い出します。

・ツイストアップ式目当て・視度調整リング

hinode_5_20_2Hinode5×20-4Aの目当ては、ツイストアップ式になっていて、3段でストロークはアイレリーフ16mmに対し10mmあるから、medaichiが眼窩上縁の前頭骨にしっかり押し付けてもきちんと見えます。ここらへん、カタログに書かれてないことがほとんどですが、見やすさには影響大です。

miz30_6.5左の写真は、販売は日本の会社ですが中国のOEM機のスライド見口です。低倍率・広視界の面白い機種で、アイレリーフはなんと21mm・・・。なのに目当てのストロークが10mmしかないので、見口に眼窩をおしつけると長さが足りず、盛大にブラックアウトします。双眼鏡を2-3mm眼から離すとちゃんと見えますが、こんなのは入門機、あるいは、取り扱いのラフな撮影時の双眼鏡としては使えませんね。浮かさないときちんと見えないって、設計段階でわかるだろうし、試作品レビューすれば「見にくいな~」ってなるとおもうんですけどね。欧米の彫りの深いお顔の人専用ってことですかねえW 低価格帯の機種だとこの辺は適当ってのがけっこうありますから、通販やオークションで買うときは要注意です。

vix_1双眼鏡を購入するときは、店頭で覗いてみるのが基本です。できない場合は、良く知っている方のアドバイスがあったほうが良いでしょう。左の下の写真は、別の機種ですが同じく中国のOEM機種、最初から目当てを伸ばす前に、左の接眼レンズが沈み込んで見えます。こんなのが検品通っちゃうのが怖いなあと・・・。金型製作や組み立ての精度って話ならまあいいんですがね。OEM機って設計と筐体共通で、外装やコーティングだの細部の仕様とかを個々に発注するってことになるんだと思うんですが、こんな部分はスペックには出てきません。この機種もそうでしたが、筒内部の迷光防止の処理なんかはまず最初に手抜きされる部分で、低価格帯のOEM機なんて手がでなくて「そんなの覗かなくたってわかるんだい!!」なんて思っていました。その点、今回、Hinode 5×20-A4を手にしてみて認識を改めました。技術のある大規模なOEMメーカーでも品質管理の暴れっぷりは相当なものと聞きますから、日の出さん、大変だろうなあと・・・。B品とか出るんだろうなあ。

Hinode 5×20-A4ですが、ここまで見てきて、こだわってきちんと作れば、コンパクト機でもこんなに良くみえるんだなと思いました。5倍機ですから倍率が非力なのは否めませんが、デジスコ撮影時の鳥探しというmedaichiの当初の目的にぴったりです。あとは、博物館などの展示物の鑑賞、広い視界でイベントなんかにもいいと思います。外観もいかつくないし、掌に隠れるほどのさりげなさをいかして常時携帯ってのも面白いですね。双眼鏡を使って楽しむ場面が増えそうです。

売りにくいだろう低倍率機を玩具みたいな逆ポロで大真面目に作るなんて、medaichiは、こういう趣味的な仕事っぷりは大好きですからつい応援したくなりますね。通販のリンクを貼ります。

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デジスコ用の双眼鏡 Hinode 5×20-A4 その2

medaichiは、双眼鏡のマニアでも収集家でもありませんし、光学の専門家でもありません。まあ野鳥との付き合いはそれなりにありますから、ここら辺の事柄も避けては通れんわけで・・・。鳥屋目線で勉強したことの復習と思ってください。ご参考になれば幸いです。

それでは、野鳥じゃなくて、medaichiの野鳥撮影の時のtoolとして、Hinode 5×20-A4の観察を続けたいと思います。

まず目につくのは当然ながらレンズってことでしょう。緑色の一般的な(3層かな?)マルチコートが施されているようです。メーカーの日の出光学のサイトによるとレンズ・プリズムのすべてにコーティングが施されていると書いてあります。hinode_3

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対物レンズ2枚・プリズムも緑系のマルチコーティングとなっています。高級機と比べれば反射が強めですが、まあ価格帯からすれば良い。倍率5倍だし・・・。レンズの枚数少なければ透光感は増すだろうし・・・、価格帯上がってもいいから、9層マルチとかあったら面白いんだけど・・・売れないだろうなW それでなくてもマニアックな5倍機だし・・・

hinode_test1 はい、お約束のテスト台・・・って、タイヤチューブで縛っただけW KOWAさんのビデスコ用のセットを流用してます。これって後ろのコンデジ搭載部がXY軸で調節できるのでとても便利で重宝してます。

hinode_5_20_1対物レンズ側からの観察

真ん丸な透光円が見える。鏡筒内部は艶消し塗装され反射処理もていねいで良い感じだ。背景がもっと明るい状態なら、プリズム側面の反射や遮光環の縁が僅かに光るが気になるほどではない。

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接眼レンズ側からの観察

余裕のBaK4プリズムで射出瞳はみごとに真円。ポロプリズム特有の瞳まわりの雑光もわずか。コンパクト機とは思えないほどとても丁寧につくられている。この価格帯より上のポロプリズム機種と比べてもかなり良い。このあたりの処理は像のコントラストにはっきり成果として現れる。

ああだこうだ言っててもわかりずらいので写真を撮ることに・・・。ツイストアップの目当ての中に接眼レンズが沈んでいるから、コリメート撮影は難しい・・・でもって、新品の双眼鏡の目当てを取り外して撮影しましたけど、機種によっては元に戻らなくなるのもあるから、良い子はまねしないようにしましょうWhinode_test2

思わず目を疑った・・・。ざっと覗いてみただけで、このHinode 20×5-A4は20mm口径のコンパクト機にもかかわらず、観察に充分に明るく、大変心地よい第一印象を受けるんだが、写真を撮ってみて素性の良さがはっきりした。画像をクリックしていただければ、より大きな画像が開く。画像を見ていただくだけで、周辺部に減光があり、像の崩れも明らかに見て取れるが、注目すべきは、およそ30%程の視野中央だ。これほどのシャープネスとは思っても見なかった。medaichiの予想を超えて優れている。

色彩の見え方については、晴天の日などにもう少し見てみたいが、まず良好。スッキリ・クッキリ好ましい。ん~・・・もうちょっと意地悪な検証をしたくなってきた。

hinode_test3 視野中央部分  これはとても良いですね。明るい空抜けの防災無線・・・って、色収差でるだろうな~って、そのためにやってますからW  はい、色収差は感じられません。解像感もあり外観( 逆ポロって悪く言えば玩具みたいですもんね。)からは、ちょっと予想できないレベル。

hinode_test4 視野30%付近  僅かに左に青紫系、右に赤橙系の収差が現れはじめているが、眼視では、双眼鏡を見慣れた方でないと判らないかも知れない。解像感にも影響がないレベルだ。hinode_test5

視野50%付近 だいたい視野の30%を過ぎたあたりから色収差が出始め、50%あたりでは像質に影響が出始める。そう、良像範囲は40%と言っておこう。とはいえ、一般的なバードウオッチングならどってことない。手持ちで常に中央部で野鳥をとらえつづけるからだ。

双眼鏡の設計って二者択一というか、あちらをたてればこちらが・・・みたいなところがあって、限られたコスト内では、中心部の解像感をとるか、フラットな見え味をとるかなんですが、三脚に装架せず手持ちが多いバードウオッチャーなら、このHinode 20×5-A4のような中心部分の良好な解像感はたいへん好ましい。5倍というと非力な印象を持たれるかもしれないが、手振れがない分、状況によってはより高倍率の機種を凌ぐアドバンテージが感じられます。続きます。

 

デジスコ用の双眼鏡を決めました。Hinode 5×20-A4

 

皆さん、梅雨明けしましたね。いよいよ夏本番・・・って感じです。暑くなりますから体調管理に気を付けてくださいね。この場を借りまして「暑中お見舞い申し上げます。」

で・・・、お先に夏休みをいただいておりましたmedaichiですが、例年この季節は、野鳥たちの秋の渡りに備えて、「レンズが~」だの「雲台が~」だの大騒ぎするんですが、今季はおとなしくしていましたW。春にPanasonicのGX8を導入して、季節を先取り・・・お財布に秋風が吹いてるもんでW

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そんなこんなで、大阪梅田のYカメラさんとかKY商会さんとかを冷やかしで、久しぶりに展示の双眼鏡を片っ端から覗いて遊んでいました。medaichiの財布の秋風の原因は両社だと思っていますから遠慮がないというか・・・W もっとも、デジスコで撮影するとき、スコープ付の三脚かついでうろうろするんで、「ハッキリ言って双眼鏡邪魔!!・・・」とか「安くて、コンパクトで、良く見えて、野鳥を探しやすい双眼鏡が良いんだいっ!!」とか言いたい放題でコンパクトな小型双眼鏡を探していたということもあります。

友人が「これ、良いよ~!!」って見せびらかしてくれたのが、Hinode 5×20-A4です。「え゛~っ、これ、普通にみえるやんか。」とmedaichi。この場合「普通に見える・・・」というのは賛辞です。この手のコンパクト機っておもちゃっぽいですもんね。しかも、実視界11°・・・。medaichiの現役コンパクト機種と比較してみましょう。

compact_3口径20mmのコンパクト機にすれば、少しfatなHinode 5×20-A4ですが、最近のコンパクト機は口径25mmが主流ですから比べてみれば十分小さいです。細かいスペックは後で紹介しますが、探していたのは低倍率で広視界な機種です。観察のための機材ではありません。使用想定は森林、公園の緑道等で野鳥を見つけてデジスコに導入することです。実視界11°はどのくらいのアドバンテージがあるのでしょうか? Dsc09372ん~、作図してみると良くわかりますね。数字では概ね2倍ですが、見える範囲は4倍ってのはすごい魅力ですね。

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普通、見上げの枝先にいる野鳥を双眼鏡に導入するとき、失敗して「何処だ~っ」という時は、たいてい下に外れて観ていますから、こんな風にアヒル隊長が見つからないってことになります。コンパクトな広視界機。この視界の広さは強力なtoolになりそうです。飛んでいる野鳥もいいと思います。

medaichi的には、諭吉先生お一人様と野口先生4人様がかりで終わりです。まあ、ついでですから、双眼鏡選びのチェックポイントみたいなものになるかもしれませんが、もうちょっと書いてみたいと思います。続きます。