カテゴリー別アーカイブ: シギ・チドリ

ムナグロ・ダイゼンとか・・・

ムナグロとダイゼンは一緒にいると大きさの違いは著しい。ムナグロは全長23-26cm、ダイゼンは27-30cmあるのだ。単独で見るとブットい嘴のシルエットや、歩き方がダイゼンの方がモッサリ・ノロくさいので慣れるとわかりやすいものだ。

夏の終わりから秋にかけて幼羽も混じる。普通は幼羽のほうが黄色味が強いようだ。おまけとしてmedaichiが別の場所で撮影したムナグロ幼羽の写真を揚げておこう。ダイゼン幼羽はムナグロほどでは無いものの淡黄褐色を帯びる個体もいるから、注意が必要だ。

渡り鳥の観察会ご案内

秋が近づくと、野鳥園の干潟には遠くへ旅するシギやチドリ達がやってきます。遠いものでは南半球のオーストラリア・ニュージーランドまで・・・。野鳥ガイドさんの解説で、渡りのシギやチドリを観察します。これから鳥見を始めようかという初心者の方も歓迎です。「野山の鳥はいいけどもシギやチドリはちょっと・・・」とおっしゃる方は是非ご参加ください。 詳細と申し込み

キアシシギ / クイーンズランド州標識個体

トウネンに続いて標識鳥が出ました。今度はオーストラリア北東部クイーンズランド州のキアシシギだ。右足脛に緑フラッグ、しかもCYJと白文字が読み取れる。左足跗蹠はメタルリングのみだ。お客様で大阪市在住のS水様親子が観察、貴重なお写真を提供いただいた。ありがとうございます。

medaichiらのNPO法人では、野鳥園でこのように観察されたシギチドリの標識個体を山階鳥類研究所の保全研究室(鳥類標識センター)へ報告しています。ちなみに、今季春の報告をご紹介しておきます。

  1.  トウネン:2020年5月2日および5月6日 右:関節上が黒色、関節下が黄色 ロシア カムチャッカ半島中西部海岸、ボリシャヤ・ヴォロフスカヤ川河口(54°11′N, 155°49′E)での放鳥の可能性
  2.  トウネン:2020年5月6日 右:関節上が青色、関節下が青色
    北海道 紋別市 コムケ湖での放鳥。同時期に泉大津で青N58/青トウネンが観察されているので、同一個体かもしれない
  3.  トウネン:2020年5月17日 右:関節上が緑色と青色(写真1)
    中国 江蘇省 塩城市東台市條子泥(32°43′N, 120°55′E)での放鳥。
  4.  トウネン:2020年5月17日 右:関節上が黒色、関節下が白色、左ふしょリング(写真2)
    中国 上海 崇明島での放鳥
    関節下は黄色に見えますが、白のフラッグが泥で着色したもののようです。
    金属リングに79の文字が読み取れます。
  5.  ハマシギ:2020年5月9日および5月10日 右:関節上が緑色と青色
    中国 江蘇省 塩城市東台市條子泥(32°43′N, 120°55′E)での放鳥。

以上の様に、山階鳥類研究所からは標識地のデータ等をコメントしていただいて返信があり大変勉強になります。こんな事ばかり書いているとmedaichiらがスコープで干潟を見ている時は、まるでこんなスズメ位の野鳥に標識されたプラスティック片ばかり探している様に思われそうですが、まあ、大抵はそのとおりです。

オジギソウのこと・・・。ダイゼンも

毎度の季節ネタで恐縮。もう10年になるだろうか、レンジャのころからmedaichiらは展望塔入り口階段脇のプランタにオジギソウを植えている。NPOのN西さんに提供いただいているのだが、触れると萎むアクションの面白さに来館の子供達には人気があります。

もとが南米産で江戸時代に日本にもたらされたらしいが、寒さに弱いので基本自生しないのでしょう。沖縄だと自生しているところもあるとか・・・。medaichiの子供の頃は教材として普通だったと思われ、ヘチマとかと育てた記憶があります。発芽温度が25℃~なもんで6月下旬位に播種すれば世話無しで育ちます。今でも科学関係の児童向けの付録でありますから、子供らのリクエストでお父さんが頑張って育てておられるかも。

お昼前にダイゼンが1羽。陽炎が強い上に遠いので写真になっていませんが証拠写真で・・・。早く来た子は夏羽が残っていて面白いです。ゴカイを素早く捕え、丁寧にソロ~リと切れないように引きずり出しては水辺で洗って食べていました。ゴカイを好むシギチドリは、よく洗って食べているのが観察されます。

メダイチドリ、トウネン標識鳥が来ました

昨日30日(木)は九州北部、中国地方、四国地方の梅雨明け発表がありましたね。大阪もそろそろ明けそうです。8月になれば一気に真夏~ってことに・・・。とはいうものの、拙稿で7月末になればトウネンの成鳥の渡りが・・・とか書き散らした手前、medaichiはトウネンを探さんといかんのです。

とりあえずは双眼鏡・・・。今朝の干潟、先着のアオアシシギとキアシシギに混じって見慣れたシルエットが・・・むむむ、メダイチドリではないかということで、今季初の記念撮影。メダイチはさて置き、トウネンなのですトウネン!!

おお~、いましたいました、成鳥が一羽。望遠鏡でチェックすると何やら足元が怪しい、白っぽいのがチラチラ動いている・・・。これはいきなりの標識鳥かあ~!! ってことで、陽炎の出始めた西池干潟ですが、「まあ数撮りゃ当たるだろう」とお気楽に撮影開始。で、当たりました。左跗蹠に青/白フラッグが付いていますから、宮城県鳥の海の標識でしょう。見たところ退色気味で白が焼けて黄ばんで見えます。昨年以前の標識かも。

ん~っ、この子は国内標識だけど、カムチャッカだのオーストラリアだのって子もなかにはいるわけなんですよね。このトウネンって子の標識を撮影しているといつも感じることがあります。スズメ位の小さな体で極北の繁殖地と南半球の越冬地を渡る野生動物のパワーもさることながら、なんというか、小さな体に秘められた本能というよりか強烈な意志のようなものをmedaichiは感じるんですよね。これはシギチドリだけでなくヒタキやムシクイ等、渡りをする野鳥達すべてに感じるわけですが、特にシギチドリ達には各地のカラー標識が装着されていて、より明確に具体的にイメージされるということになるんだろうと思います。

さて、梅雨明けとともに猛暑の夏の予感満載の今朝でしたが、medaichi的には今回紹介した小さなトウネン君にこの夏を乗り切るパワーをもらったようで、少し元気が出て来たような気がします。