カテゴリー別アーカイブ: シギ・チドリ

標識トウネン3羽・・・?

誠に申し訳ありませんが、medaichiが使用した写真が制限地域での撮影によるもの、併せて行政から写真、撮影地の公表を控えるよう通達されているとのご指摘を受け、遅ればせながら写真と記事を削除させていただきました。

ご指摘賜りましたShin’s様に御礼を申し上げるとともに、ご迷惑をおかけした関係者各位にお詫び申し上げます。

野鳥園4月18日(月)ノビタキ・ダイゼン

160418nobitaki今朝は早くからキビタキ狙いMAXで来たのに、キビタキ君は複数さえずっていましたが、撮らせてくれるつもりは全くないようでした(W)そのかわり、展望塔前の植込みにノビタキの♂君がずっと出続けてくれました。南西寄りの強風を避けて、展望塔際に身を寄せていたようです。褐色の幼羽の残る第一回夏羽の若♂君ですが、去年生まれて厳しい冬を乗り越え、また帰ってきてくれました。有難う、可愛く撮ってあげました(W)皆さんで「頑張れ~」って応援してやってくださいね。

160418daizen可愛いノビタキ君はいいんですが、なにやら西池干潟をのそのそ歩いている子が、ムナグロかなと思ったら、よく見れば久しぶりのダイゼンでした。お腹にポチポチと黒い夏羽が見えますね。お客さんにムナグロとの違いを聞かれたので、乏しい写真をかき集めて「今更、人に聞けないシリーズ・・・ムナグロvsダイゼン」ってわけでもないですが、まあ復習をかねていきましょうか。

munaguro_daizenまずは大きさですね。計測値でキアシシギが23-27cm、アオアシシギが30-35cmって言いますから、嘴の長さを考慮しても、その位違う。ダイゼンは二回り位大きいです。慣れたフィールドだったり、他の鳥と一緒にいればわかるんですが単独だと「あれれっ?」と思うこともあるかもしれませんね。上の写真は以前、野鳥園にいたのを、こういうこともあろうかと撮っておいたものです。

munaguro_daizen_2次は、嘴を見てみましょう。ムナグロの方がほっそりとした感じです。ダイゼンの嘴は太くて長いのがわかるでしょうか。この時期の体の上面の羽もムナグロは黄色味を帯びた部分がありますが、ダイゼンは褐色の濃淡だけです。ダイゼンの英名を「Grey Plover」、ムナグロを「Golden Plover」と言いますから、英語のほうが羽色がイメージできて覚えやすいです。

daizen_3図鑑に書かれているのですが、チドリの仲間は三本趾(あしゆび)で後趾がありません。ところがダイゼンもムナグロもチドリの仲間ですが、ダイゼンにはシギ類と同じく後趾があると書かれています。正しくは、「ダイゼンには他のチドリ類にない後趾の痕跡がある。」でしょう。痕跡ですから望遠鏡でも見えないかもしれませんし、写真でも確認できない場合があります。

以前に描いたイラストがありますから、鳥の趾(あしゆび)について復習しておきましょうね。探鳥会なんかで「・・・後趾があるからダイゼンだね。後趾ってヒトの親指・・・」とかつぶやくと、まあベテランの雰囲気がそこはかとなく醸し出されるでしょうが「じゃ、内側の趾は・・・?」とか質問が飛んでくるかもね。

anisodactyl_foot

鳥の趾(あしゆび)の数は基本的には 4 本です、1 趾が後方を向き、3 趾は前方を向き、三前趾足と呼ばれています。第 1 趾は後趾、第 2 趾(内側)は内趾、第 3 趾(中央)は中趾、第 4 趾(外側)を外趾といいます。

このように、普通、枝に止まらない鳥は後趾が高い位置にあって、短いですね。サギとツルで比較したらわかるかな。とはいっても「チドリの後趾の一本が退化しているものが多いのは、速く走る、速く歩くのに都合が良いためです。」なんて解説もされているようですが、これってどうなんでしょうね。ダチョウなんか退化して趾は2本だけど、地上をうろうろしてるタヒバリやツメナガセキレイなんかの後趾は発達してるのとちがうかな、爪長いし~。ミツユビカモメ / 三趾鴎なんて地上を素早く走り回るなんてイメージ無いし~。 どなたかご存知の方ありましたら教えてください。

 

野鳥園4月10日(日)

160410ruribitaki4月2日にルリビタキ♂若鳥の記録があったのだけど、今朝は♀がいました。「♂若って聞いてたけど♀やんか・・・」と、とりあえず写真を撮っていると、♂が出ました。といっても成鳥でした。遠くて枝かぶりですが証拠写真貼っときます。♂若鳥というか、第一回冬羽の段階で♂には♂の特徴がでているものですが、これも観察用のスコープとかカメラとかが良くなって、medaichiらにも、ああだこうだ言えるようになってきたのはありがたいですね。

160410shime展望塔望塔の入り口でピシピシ鳴いていたシメ。今季は越冬の個体はいませんでした。ルリビタキと同じく野鳥園では移動途中の個体が観察されます。シメの写真って、地上で採餌してるときなんか撮りやすいんですけど嘴がドロドロで、好きじゃないんですけど、この子、枝止まりですけど直前まで地上にいたのか、ドロドロでした(W)

160410hajirocochiお昼過ぎに「ハジロコチドリがいるよ~、北観察所がちかいよ。」とTELが・・・、みんな、ドドドドッと北観察所へ。途中、「飛んで、展望塔に近づいたよ~」とTEL。でもって、展望塔へドドドド・・・(W)  なんとか間に合ったものの、北池の牡蠣礁・・・、100m以上あるし~、曇り空だし~、「こんなん、写真にならへんやん・・・」と文句たらたら

そんでも、なんとかハジロコチドリとわかる証拠写真が。ハジコチってコチドリより一回り大きくてメダイチサイズですが、夏羽の特徴は嘴基部のオレンジ色とコチドリにある黄色のアイリングがないことです。秋口に幼鳥が観察されますが、夏羽は珍しいですね。

 

越冬してたのはこの子です。

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越冬していたアオアシシギはこの子です。フィールドノートにずっと記載されていたアオアシシギ1羽とアカアシシギ2羽・・・、越冬記録は初めてじゃなかったかと。秋から、近くで見たことなかったし、この写真も近くはありません。肩羽、大雨覆と三列が一部夏羽に替ってますが、残りの摩耗した羽が幼羽か冬羽かわからんので成幼はパス(W)

え~、青い子とか黄色い子ですか・・・?   すんません、気配もありませんでした(W)  明日、仕事なもんで、31日(木)、また探しに行きます。

ホウロクシギがやってきた!

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モロ逆光・・・午後の西池干潟、ホウロクシギが2羽やってきました。夢中でカニを捕まえて食べていました。ハマシギやシロチドリ、このホウロクシギとかツルシギ等は、渡りの早い時期から観察できます。逆光で見づらかったけど下面に褐色味ありますから、ホウロクシギでいいと思います。

この辺??な方は、今のうちです。本サイトの「ホウロクシギとダイシャクシギの見分け方」でおさらいしましょう。