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シギチの国内標識が変更になっていた件

毎度のことではあるけれど、秋の渡りで野鳥たちが帰ってくるまで、medaichiはネタづまりで、本サイトやブログの更新に四苦八苦せんといかんわけで・・・。双眼鏡やらデジスコネタでお茶を濁すのが常套の手口ではありますWが~。暇かと言うとそうでもありません。先日、トウネンとハマシギの標識鳥の記事かきましたが、そこら辺の話でいうと東アジア・オーストラリア地域のカラーフラッグのコンビネーション( 標識の国別・地域別の組み合わせ )の更新変更のチェックとかもしています。

シギチドリの標識の組み合わせについては、ネタ元のEAAFPのPDF「Shorebird Color Flagging Protocol on the East Asian-Australasian Flyway」の更新をチェックしたついでに、国内のネタ元の山階鳥類研究所の「調査地域別のフラッグの組み合わせ」を久しぶりに見に行くと、なんと「日本 千葉県・東京都 東京湾」のフラッグの形が変更されたため、調査地域別のフラッグの組み合わせ図を差し替えました(2019年5月27日)」となっているではありませんか。

大雑把に言うと千葉県・東京都の東京湾エリアと、千葉県・茨木県の利根川下流エリアの二つに変更されてました。上のイラストの様に本サイトの図版も新旧併記で変更入れておきました。「2019年5月って、4年前やん・・・」と青恥もええとこですみません。ついでながら、兵庫県立コウノトリの郷公園で出しておられる「コウノトリの足環カタログ」も2023年4月7日に更新されてました。これは滑り込みでセーフつうことで勘弁願います。

シギチドリとか・・・

今朝も出撃したmedaichi・・・。サメビタキとかサンコウチョウ、あわよくば早いツツドリとか欲丸出しでW狙っていましたが、除草作業のおじさんの刈払い機だのエンジンブロアに吹き飛ばされてあえなく撃沈W

ここんとこ干潟の干出が遅いので、シギチドリの観察は昼からのほうが数見れますが、写真には大気の揺らぎがつらいので朝の内がいいかな。浅瀬が干出し始めると、飛来してきたシギチの群れがバラけないで固まってくれるので、それなりに絵になります。

今までの野鳥園では無かったことですが、今季から展望塔前の汽水池岸のナンキンハゼにカワウが止まり始めました。堤防やテトラだと絵面イマイチなもんで撮影意欲も全然なんですが、止まり場所が違うとまあそれなりに絵になりますね。

クロツラヘラサギ、クロサギとか・・・

え~、なんかカラアカハラやらなんやかんやで、大型ツグミ類に目がいってたら、干潟にクロツラヘラサギが出てます。(4/28 16:00現在) medaichiが用事で帰ってすぐ出たらしいWW。まあいいや、今日見れたし・・・。お写真をお客様のY下さんに提供いただいて、本サイト揚げ。例によってブログのお客様にはもう少しおまけを・・・。

お写真は橋本の塊さんです。

ヘラサギがいたらしい・・・

先日、お客様のあゆちんさんからコメント欄に、高槻市の三島江でヘラサギが観察されていると情報提供いただいた。あゆちんさん、お返事遅くなってごめんなさいね。撮影されている方のblogを検索して拝見すると、野鳥園で観察されている個体とかなり似ている。2月になってから観察されるようになったとすれば、北港埋立地の工事の進捗と関連性があるのかもしれませんね。

三島江周辺は国の「淀川河川公園」として整備されているようで、取り急ぎGoogle map埋め込んどきます。ああそれからmap上に「三島江野草地区」とアイコンありますが、ヘラサギの観察場所を特定したものではありませんのでご注意を・・・。

今日はあいにくの曇り空・・・。こういう日は汽水池のクイナが、日中動いていることが多いです。ん~・・・、出てくれるのはいいんだけどなあ。暗いもんでデテールつぶれ気味もええとこの写真ばっか量産するハメに・・・。たいてい嘴が泥だらけなので、洗ってきてもらうことに・・・。

「おっ! 綺麗に洗ってきたなっ」と思ったらすぐこれだもんねW。顔まで泥だらけやん。まあ、この子みたいな、葦原で密やかに暮らしている地味目の鳥はmedaichi好みやからええけど。

ヘラサギ8羽を観察したこと・・・

いや~! 皆さん寒波っつうか、ここんとこ寒い日が続きますね。今朝のmedaichiは珍しく寝坊をせずに野鳥園に到着。六甲の山並みは白く冠雪して綺麗ですね。medaichiが若い頃「六甲山に雪がつもると、違った野鳥が来る・・・」等と先輩諸兄から吹き込まれたもんです。まあ、あてにしないで観察に励むことにしましょうW。

ん~、のっけから蛇足的余談ではいってしまいましたが、んなことはどうでもええんです。今朝はなんとシャモジが8本並んでいたのです。ヘラサギが8羽、今季のMAXですね。早速、端から個体を確認していきましょう。

右端にポツンと1羽だけ離れている子がいました①番としておきましょう。別の写真を拡大すると、この子は嘴先の黄色部分にポツンとほくろの様な黒丸がある子とmedaichiが覚えている子で、冠羽も長め、羽軸も白かったので4年目春の可能性がありますね。

の子は④⑤⑥の子達を観てみましょう。3羽とも冠羽の伸長は無いようですし、⑤の子の嘴は僅かに肉色がかって見えます。④と⑥の子の嘴は黄色味がかって基部から黒ずんできていますが平滑で、去年生まれの2年目春の子達のようです。③と⑧の子はこの秋から観察されていて、4年目春以上と思われます。②と⑦の子は初見で翼の暗色部や羽軸とか確認してませんが、冠羽の伸長の兆しが見えていますから3年目春以上ではあるでしょう。

大雑把に年齢を観てしまいましたが、今季の大阪港近辺の個体群に幼鳥3羽を確認できたと思っています。今日は冠羽と嘴の色合いでお話ししましたが、特定の部位だけで判断せず、初列風切の暗色班や羽軸の色、虹彩の色、のど袋の縁や脚の色等観察出来た各部位を総合的に判断しなければならないでしょう。

でもって、本日の重箱の隅は「ヘラサギの雄雌」です。以前、日本クロツラヘラサギネットワークが出されていたクロツラヘラサギのパンフレットに「クロツラヘラサギの雄と雌 / 雄(オス)と雌(メス)の違いは雄の方が嘴が少し長いのですが、外見ではほとんど区別できません。」と書かれてあった。万事適当なmedaichiは「ふ~ん、じゃあ同じトキ科ヘラサギ属だし~、ヘラサギも雄の嘴のほうが長いんじゃね・・・」と適当に納得していたんですがどうでしょう?

ヨーロッパのヘラサギの年齢識別関係のサイトに「雄雌直接比較すれば、明らかに雄の嘴が長い・・・」と記述されているところがありました。「雄雌で比べればっつうことは、単独で観ればわかりにくいってこと?」 しようがないのでペアで行動している2羽の写真を揚げときます。どちらの嘴が長く見えるでしょうか。

1月中旬で、ヘラサギの成鳥夏羽か?

今朝は西池干潟にクロツラヘラサギ幼鳥とヘラサギadが・・・。なんかヘラサギ冠羽が盛大に伸び始めているし~、胸首まわりが黄色もがかってるし~。

12月からいる子・・・?  しばらく観ていなかったのは確かだが、こんな急に成鳥夏羽の雰囲気でるのかな~?  しようがないので眠り込んでいるのをじっと我慢で嘴の文様・黄色部分を確認してみよう。

ああ~、やっぱり違いがありますねえ。でもって、今季の越冬個体群の中の成鳥タイプの3羽目確認~!!  今日の子は1月中旬でもう成鳥夏羽の雰囲気がでてますね。クロツラヘラサギの幼鳥が最近観察されるけど、ヘラサギの幼鳥はどこにいるんだろう?