カテゴリー別アーカイブ: 野山の野鳥

ダイゼン・カワセミ・ホウロクシギ

朝は涼しくてやっと秋の気配が・・・。ダイゼンが展望塔前に来た。

今いるカワセミはこの子。遠くて逆光・・・。まあ、いいや、若い子ですね、胸が褐色かかってます。でもって、若鳥のくちばしは先端が鋭くて、上下とも黒く見えます。近くで撮影すると♀個体だと下嘴に赤みがかかっているのもいるようです。趾(あしゆび)が正面から見ると黒っぽいですね。

参考までに、medaichi宅の近所の公園で撮影した♀成鳥の写真を揚げておきます。成鳥の胸はオレンジ色かかってみえます。嘴は先端が摩滅して丸味かかり、下嘴に赤みがあります。♂は上下黒いですね。趾は赤く見えます。

昼前にホウロクシギが北池から近寄ってきたが、ここまで・・・。陽炎きついし、うまく撮れませんでした。

マミジロ♂とサンコウチョウ♀・・・

今朝、入口の桜並木で「キョロツリ~」とさえずっていた子。カメラのお客様から「マミジロ♂、まだいますね・・・」と良くお声がけいただくのだが、「まあ、いくら何でも個体は入れ替わってるでしょね。」と無責任な返事をするmedaichi WW ん~、言った以上は撮り比べんといかんので、とりあえず頑張って見つけました。

あ、これはハッキリわかりますね。左の今季初認の子は白眉班が目先からガッツリあるのに対し、右側の今朝(5/15)の子の白眉班は細いし、目先は途切れてまだ描きかけの様に見えますW  この写真では判りづらいのですが、雨覆いも風切も茶色っぽくて第一回夏羽かもしれません。

第一回夏羽だと頭部や体羽にもう少し褐色の羽衣があるかと思うし、この子は嘴の基部も黒いのですが、この時期だと体羽の換羽が進んでいるのかとも思います。まあ、いずれにしても地べたの枯葉をガサガサやってる写真より、オオシマザクラですが、緑を背景にすっきり枝先に来てくれたので、絵面はこの方がずっといいですね。

日頃の素行のよろしくないmedaichiは、サンコウチョウ♂にはことごとく返り討ちに・・・W  今朝もノーチャンスでシャッタが切れません。♀タイプが慰めてくれたので揚げておくことに・・・続きます

メボソムシクイとか・・・

メボソムシクイが入り、オオムシクイの声が聞こえるようになると、「春の渡りも終わりかな~」なんて雰囲気が漂ってきます。今まで上げてなかった子ですが、お馬鹿なmedaichiは、写真だけ撮って種名をファィルに書き込まなかったので「この子メボソだっけ、オオムシクイだっけ・・・?」と悩む羽目にWW

この子は「ヴィ、ヴィッ」という地鳴きと「チョリチョリ・・・」というさえずりを確認していますからメボソムシクイWW   5月10日の時点で、センムシもエゾムシもメボソもムシクイは3種いますから面白いですね。

今回、写真を撮って気づいたのは、下嘴先の暗色班の入り方・・・、中央は橙色で両脇に暗色部が入っています。それと下面の黄色味ですが、センムシは下尾筒周辺が黄色味を帯びますが、メボソムシクイは下面中央と下腹の両脇部が黄色味を帯びることです。野鳥園のムシクイ4種の中では一番黄色味を感じます。

カラアカハラとか・・・

この写真はお客様の中学生SHINGO君にいただきました。今朝は早朝から撮影へ・・・。medaichiも近くにいましたが気づきませんでしたWW   野鳥園初記録のカラアカハラです。以前、参考記録がありましたが写真無しでしたので、この個体を初記録とします。♂個体のようですが喉下とか白いですし♀の可能性もあるようです。この鳥の雌雄は地雷原なのでmedaichiはスルーさせていただきます。悪しからずWW

今日はカラアカハラもさることながら、サンコウチョウの綺麗な♂個体もいて大当たりなんですが・・・、寒い。寒気の影響で気温も低く、風も強くて撮影はたいへんでした。

マミジロがいました・・・

お昼前に呑気にやって来たmedaichi・・・、今朝はマミジロ♂♀とクロツグミ♀が記録にあがっていた。「ん~、昼からじゃなぁ~・・・」と全然テンションがあがりません。・・・が、お客さんに「マミジロ出てるよ~」と教えていただいて写真を拝見すると、横の林から「キョロツリ~♪♪」とたんに「絶対、撮ってやる~!!」状態にWW 粘ること1時間、なんとか証拠写真を揚げることができました。

テンションMAXで撮影してましたが、そこはmedaichiも長く野鳥を観てますから、頭の半分は冷めてます。ピッと枝にあがったのを「うぉっ! ♀っぽい!」とすかさず撮影。意外なくらい側にいたマミジロお嬢でした。

マミジロの撮影を終えると、記録に揚がっていたクロツグミのお嬢・・・。今季は全然撮らせてくれなかったので「オマケ扱い」してやることに・・・

同じく撮らせてくれなかったアカハラ君がカメラ目線で・・・。当然「オマケ扱い」にWW

エゾムシクイとか・・・

今朝は今季初めてエゾムシクイが団体様で来園されていたので早速撮影に・・・。昨日、センムシをUPしたら友人から「エゾムシもちゃんと解説しろよな~」と催促されたのでWW   実は、エゾムシクイの識別に一番ポイント高いのは「頭頂部と肩羽の色調の差」なんですが、medaichiは解説に使える様な写真を持ってなかったのでちょうど良かったです。

エゾムシの頭頂部は暗い灰褐色ですが、首から続く肩羽は褐色かかったオリーブ色で色調とコントラストが違って見えます。あと、個体差がありますが、足の色も明るい肉色に見えればこれもポイント高いです。

下面はセンダイムシクイのような黄色味はなく白っぽいですが側胸部からわき腹にかけて褐色味がかって見えますね。上の写真とは別個体ですが、下嘴も基部以外は暗色です。さえずりは「ヒッ、ツッ、キー」と特徴的ですが地鳴きも「ヒッ、ピッ」と強く、ジョウビタキによく似ています。

それから、写真の方にムシクイ類の撮影でよく聞かれるのは「ちょろちょろ葉陰で動き回って撮りにくいよ~」ってのがほとんどですが、medaichiは良く観察して、上の写真の様に餌のガの幼虫やクモなどを捕えるまで待ちます。medaichiの観察ではムシクイ類は餌を捕えると枝の中ほどに降りてくる場合が多く、そこで餌を叩きつけたりして食べます。それから枝に嘴をこすりつけて綺麗にしたり、ちょっと休憩・・・って時がありますから、その時をねらって撮影っていうのが多いです。一度観察してみてください。