ジュニア写真展だとか・・・

大阪市が、野鳥園の展望塔内で18歳以下のジュニアのお客様を対象に、園内で撮影された野鳥や自然環境の写真展をやるらしい。今回は写真のお父さん方はちょっとお休みいただいて、子供らに頑張っていただくとしましょう、野鳥ボーイズのみんな!  作品送ってね~>

募集要項と詳細はこちら

エリグロアジサシのこと・・・

なんでも7/4にお客様の橋本のかたまり氏がコアジサシの飛翔を撮影しておられると、妙なものが写りこんでいたとか・・・。別に心霊○○とかじゃなしにW、矢印の子ですがエリグロアジサシということに・・・。ん〜っ・・・、medaichi的には翼上面の暗色に見える部分とか違和感あります。エリグロアジサシでも未成鳥なら前縁と翼後端に細くあるかとおもうのですがどうでしょう?

ぶっちゃけコアジサシの幼鳥かなと、幼鳥なら嘴黒いし。個人的には(?)させていただくことにします。

参考までにmedaichiが2012年の7月1日に大阪市の埋立地で調査時に撮影したエリグロアジサシを揚げておこう。遠い写真で恐縮ですが、これが本当の証拠写真ってやつですね。たしか大阪府の初記録だったかと・・・。

カラシラサギがいた・・・

なんでも昨日の6/23に出たとのこと・・・。medaichiは仕事でした。

朝のほうが順光で揺らぎも無いので、まだ写真になっています。今日6/24も朝早くは西池手前岸にいたそうです・・・残念!    まあ、カラシラサギらしい姿勢で撮れたからいいや。

せっかくだからブログのお客様にはおまけを・・・。カラシラサギはサイズ的には65-68cmだからほぼチュウサギ大、コサギより少し大きいです。夏羽では嘴は黄色くて大きく見えますから、それほどややこしくはないですね。冠羽も目立ちますからいればわかります。

え~、今日の重箱の隅は足・・・。まあたいていの図鑑は黒いってなってると思いますが、観察する機会があれば脛と跗蹠の色合いの違いを見ればおもしろいかと・・・。脛のほうがわずかに明るい色をしていると思います。上の写真では直前に海に立ちこんでいましたので濡れて黒っぽく映っています。それとコサギもそうですが、若い個体だと暗めの草色っぽく見えますからちょっと注意がいりますね。

カルガモの♂♀・・・

ちょっと前なら観察会とかで「カルガモのつがいがいます~・・・」なんて言おうものなら、「どっちが♂ですか?」などという意地の悪い質問をくらって「え゛?」と立往生などということもありましたが、昨今はmedaichiも悪知恵がついて、そのような面倒な質問をぶつけられるようなことは喋らんようになっておりますw。

実際、一昔前の図鑑ならカルガモは「雌雄同色」でいっしょくたにされてましたもんね。さすがに今どきの図鑑には「繁殖期のオスの上下尾筒は黒く、メスの上下尾筒はオスより茶褐色味を帯びる・・・」くらいのことは書かれています。・・・が、質問いただいた方に図鑑を持ち出してご説明させていただくにしても、あの小さな写真や図版でわかっていただくのって無理っぽいわけで・・・。

とは言うものの、普段「図鑑に書かれていることが、フィールドで実際にどう見えるかを確かめましょう・・・」などと言わせていただいている以上はここら辺のことは避けて通れんわけです。さあ上の写真では左の子が♂、右の子が♀なのですが、上尾筒・下尾筒を見ていただいて違いが納得していただけるでしょうか?

♂はわかりやすいですね。上下の尾筒( 尾羽を挟み込む羽 )は一様な黒色です。

♀はこんな風に上下尾筒ともに羽縁に茶褐色がありますね。遠目には♂より明るく見えるのだろうと思われます。ただこの上下尾筒羽縁で♂♀の識別をするのは、つまり「茶褐色の羽縁があるから♀・・・」というのは繁殖羽限定と覚えておいてくださいね。雛が大きくなった早い時期の幼羽には♂にも羽縁がありますから注意が必要です。

サメビタキで重箱の隅・・・

「今季はサメビタキ属~」等と不埒にも広言しておきながら全然撮影出来てなかったmedaichi・・・まあ要は本サイトのコラムで、サメビタキ属3種の嘴の形状について言及しておきながら、サメビタキの嘴の良い写真が無くて更新できていなく焦っていたのがホントのところです。

このところ神ならぬ「困った時の猫W・・・」で、お客様のミッツ黒猫さんに厚かましくも「サメビタキいたら写真おねがいしますう・・・」とお願いしていたら、あっさり撮っていただけましたW。しかも見上げの嘴の写真まで・・・。平身低頭・三拝九拝わけのわからない状態となりましたが、まあいいでしょう。下の画像は本サイトのコラム用に加工したものですが、左のサメビタキの嘴の写真はミッツ黒猫さんに頂戴したものです。

手元の資料によると嘴の長さはの計測値はコサメビタキ8.5-11.0mm、エゾビタキ10.5-12.5mm、サメビタキ9.5-10.0mmとあります。コサメビタキの嘴って個体差多いんですね。嘴の幅は別資料ですがコサメビタキ口角で6.5~7.5mm、サメビタキ口角で8.5~9.5mmとなっていました。(エゾビタキ不明)

意外にも一番嘴が短くておちょぼ口かと思っていたサメビタキ君が口元でワイドな大口Wと判明。①「サメビタキの嘴の形状は先端部のシャープなほぼ正三角形で下嘴の基部にコサメビタキより   狭い黄褐色の部分がある。長さは一番短い。

②エゾビタキの嘴の形状は幅の狭いシャープな真ん中の凹み気味の二等辺三角形。

③コサメビタキの嘴の形状は基部の狭い真ん中の膨らみ気味な二等辺三角形で、下嘴基部の黄褐色の部分は幅広である。

以上の3点を整理することができました。かなりサメビタキ属の嘴のイメージを修正できたと思います。

 

 

トレイルカメラde Birdwatching その2

え~、先日4/28~5/7の「水場のトレイルカメラでBirdwatching」の第2弾を揚げておきましょう。例によってお忙しくて野鳥園に来れなかったお客様は、こちらでBirdwatchingをお楽しみくださいね。しばらくの間、秋の渡りまで小ネタが続きます。悪しからずW

そうだなあ、今回も何が観察できたかは言わんでおきます。下にYouTubeの動画のリンクを貼っておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=4ITmYqmtyyQ&t=16s