アカアシシギいました・・・

朝寝坊をした罰か、土砂降りの雨で濡れmedaichiになって野鳥園にたどり着いたら、アカアシシギが出ているとのことでした。雨で暗いし・・・、雨滴が写りこむし・・・、カメラ出すの嫌だったんですが記念撮影はしなくちゃなりませんね。

ブログのお客様にはオマケでもう一枚。この時期の成鳥はすでに冬羽への換羽が始まっています。アカアシシギ冬羽は、顔から下面への縦班は目立たず、上面も一様な灰褐色味を帯びベターっした感じになります。

記念撮影と言えば先日観察したゴイサギ君を忘れていました。北池を海水化してもう25年位経ちますが、以降この君は観察できなくなりました。幼鳥は何度か来ているんですが成鳥は久しぶりなもんで揚げておきます。ん~、ゴイサギの写真撮るのって何年振りかな?W

今日はセイタカシギ・・・

お昼過ぎにセイタカシギの♂ad・・・。近所の埋立地で複数番が繁殖していたのは確認しているから、多分その群れのうちの一羽。

ブログのお客様にはおまけで、ちょっとアングルを変えて撮影。背中が黒いのわかりますよね。♂adの特徴です。セイタカシギの頭部は個体差が多く、暗色班は様々な程度で現れますから決め手になりません。

秋の渡りが始まりました・・・

ヒトの渡る世間は「盛夏の候」ってことなのですが、シギやチドリの世間では北の国で子育てを終えた成鳥達の「秋の渡り」が始まっています。野鳥園の干潟には概ね7月の下旬から姿を見せてくれます。はじめは数は少ないですが日々個体数・種数を増すのが楽しみです。今朝は、アオアシシギadが展望塔前にやってきました。

非常事態宣言・・・開園しています

またまた、8月31日まで新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が大阪府域に実施されますが、大阪市から連絡があり、今回は野鳥園臨港緑地の展望塔施設は開園となりました。しかしながら感染症の今後の動態により臨時に閉館する可能性もありますからあらかじめご了承願います。

感染者数が激増し春に続いて、シギチドリや野鳥たちの秋の渡りを前に心配していたんだが、今回は大阪市の公園や緑地の施設のいくつかは開園継続となったようです。イベントや野鳥ガイドさんたちの活動も現時点では感染防御の実施を前提に行えます。

medaichiらはホッと一息というところですが油断は禁物、前稿でも書かせていただいたがワクチン接種が進む中、この時点で感染してしまうのは本当に残念だから、野鳥ファンの皆様、ご来援の際はくれぐれも感染防御に留意して戴きたいものです。

57年ぶりの五輪飛行だとか・・・

なんでも、東京オリンピックの開会式に合わせ、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が23日、東京都心の上空を飛行、カラースモークで空に五輪マークを描いたとか。都心を飛行したのち国立競技場の上空へ。青、黒、赤、黄、緑のスモークで五つの輪を描いたらしい。写真は都内にいる娘が赤坂離宮周辺でスマホで撮影したのをSNSで送って来たものです。

木陰(トウカエデかな?)から見上げる夏空の白い雲、駆け抜けるブルーインパルスって、なんか元気が出そうな写真でした。medaichiは普段生きものの写真ばかり撮っていますが、こういうの見るとなんていうか風景や街のスナップ写真もいいかも・・・。撮らんけどW。

高齢者からワクチン接種進んでるから、お亡くなりになる方とか重症者数減っているんで世の中も明るくなっていって欲しいものですね。相変わらず感染者数でばかりマスコミは煽り続けてるけどオリンピックを契機に報道も変わるんじゃないかと。とはいうものの、やっとこさワクチン接種が進んできているこの時期に感染しちゃうことぐらい馬鹿臭いこともありません。せっかく去年から頑張って来たんだもの、今しばらく感染防御に努めたいものです。

Nikon Monarch7 8×30とか・・・⑤

続)とりあえずは覗いてみよう・・・周辺像が崩れるということ

普及機クラスの双眼鏡でなくても、medaichiが双眼鏡のお話をするとき色収差とともによく出てくるのがこういった周辺像の緩み、言い方を変えれば中心にピントを合わせても視野の周辺ではピントが合っていないということがあります。

今日は梅雨明けの晴れ間が広がり気持ちの良い朝だったので、今までお話のなかででてきていた周辺像の緩みについて頑張ってみます。でもって、視野の周辺にピントを合わせてカメラのフォーカスをマニュアルにして撮影してみました。少々手こずりましたが周辺部にピントを合わせると、今度は中央部の像が崩れているのが観て取れるとおもいます。そうですね、双眼鏡では視野の中央部と周辺部は同時にピントが合わないのです。

色々な収差を補正していき、結像点をつなぎ合わせると図のように湾曲した像面が形成されることがあり、大抵は浅いお椀のような像面になります。つまり中央のB’にピントを合わせると周辺のA’そしてC’ではいわゆる前ピン状態でピントが合わないのです。この像面の歪みを像面湾曲収差といい、周辺像の緩みはほぼこの収差によります。

昔の双眼鏡はこれを補正しきれず、概ね中心部はピントバッチリ、周辺部はユルユルは普通でした。今時の機種でもレンズ設計も進みましたが像面湾曲は残存しています。上級機種にはフィールドフラットナが採用されていますので、周辺部の像質が大幅に改善されています。

この像面湾曲は、広視界の双眼鏡の場合深刻な問題となりそうなのですが、人間の眼の視野は広いようですが、双眼鏡の広い視野の中心部と周辺部を同時にハッキリ見ることはできません。意識的に、視線を中心から周辺と移動させることになります。この時視線を周辺部に向けてもさほど像質が崩れたように見えないのは、個人差もありますが人間の眼がある程度の焦点を自動で合わせてくれるからです。若い方のほうが眼の焦点調節能力は高いですから、眼視では、medaichiらが揚げているようなコリメート撮影の写真ほど周辺像質の崩れを感じないのです。

とはいえ、色収差は解像感を損ないますし、周辺像の補正が高いレベルでなされている場合は他の諸収差も良好に補正されていると言えると思いますので、双眼鏡を見るときは着目せざるを得ないわけですね。