medaichiの6倍機決定 勝間GLORY 6×30

katsuma30_6_1え~っと、medaichiは双眼鏡マニアではありません!!! が、以前から欲しかった6倍機・・・。堅実な作りのmade in Japanが、この、勝間光機、GLORY QF6×30SB-Dです。双眼鏡のマニアさんの間で評価が高いものの、東京都板橋区の勝間光機さん、外国の軍隊からの数百単位のオーダーに追われ、一般市場にはほとんど流通していません。

katsuma30_6_2medaichiも「無理かもな~」と諦めていたところ、たまたま、中国国内の販売権を得た会社からの逆輸入のような形で入手することができました。一応、鳥やですから、軍仕様のIFモデルではなく、CF仕様を入手しました。軍仕様と一般市場向けの型式では、レンズ、プリズムのコーティングが違っているはずです。

katsuma30_6_3bまるでアルプスの新緑を映しこんだ水面のような、深みのある緑系の増透コーティングが・・・、接眼も今どきの機種に比べると径が小さいですが、すべてのレンズ・プリズムにコーティングを施したフルマルチコートです。

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接眼レンズ内部には明らかな雑散光が・・・。ポロ型双眼鏡の宿命って部分ありますが、設計の古さを感じる部分ではあります。逆光だとコントラストの低下が予想されますが、まあ、これはこの機種に限った事ではないし、ハレ切すればいいっか。

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medaichiの現役・・・1.5軍くらいW のNIKON 8×30E2君にお出ましいただいて比べてみた。どっちもジャガイモが転がっているように見えますが、勝間GLORY QF6×30SB-Dが男爵イモなら、NIKON 8×30 EⅡはメイクィーンってとこですねW  プリズムなんかは大きさで余裕あるほうが、像形成は安定するんだろうけど、今までごっついと思っていたNIKON EⅡが洗練されて見えますW

ちなみに、NIKON 8×30EⅡとちがって、この勝間GLORY QF6×30SB-Dは防水されていて、普通ポロ型を防水すると大きく重くもなる様です。

     katsuma30_6_5接眼レンズも今時の双眼鏡のスタンダードからすれば、口径小さいです。見掛け視野もアイレリーフも欲張っていませんし、補正もこだわってないからレンズの枚数もすくなそう・・・medaichiの子供のころの双眼鏡みたいですねW

katsuma30_6_6さて、皆さん方にこの勝間GLORY QF6×30SB-D君の光学パフォーマンスを、一片なりとご紹介するためにコリメート撮影してみました。「あれれ? ゴムの見口はずしてレンズをくっつけたのに視野環がキッチリでないや・・・」 覗いた時も少し押し付けるようにしないときちんと見えませんから、おそらくデジカメのレンズと、接眼レンズのクリアランスが詰め切れてないのでしょう。

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レンズのフィルターの取り付けようにねじ切りされた部分が当たって、クリアランスをつめれないのです。ということで、とりあえず2mm位削ってみました。皆さん方はこんなこと真似しちゃだめですよ。medaichiはいいんです、馬鹿だからW

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おおっ、なんとかキッチリ視野環がでてきましたね。これでちゃんとコリメート撮影ができるってもんですね。medaichiは、一応、デジスコ屋のはしくれですからこういうところを手抜きしちゃいけません。

katsuma30_6_7うわっ、見ただけで視野中央の像形成がキレッキレなのわかりますねえ。比べて、50パーセントを外側にすぎたあたりからすでに怪しくなってますね。もう、ズルズルW  昔のツァイスの双眼鏡って、だいたいこんな感じでしたよね。良像の範囲は40%以下30%くらいかもしれません。

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まあ、肉眼の視野角って120度以上あるんだろうけど、ヒトが、私ら鳥屋の場合、視野中央の野鳥を注視している時って、周辺は見えていることを知覚してはいますが、見えているわけじゃないですよね。観察対象が野鳥なら、こんな周辺像の崩れを気にすることは必要ないでしょう。

まあ、たいてい双眼鏡の周辺像にうるさいのは天体つまり、星屋さんですし、ネットとかで双眼鏡のレビュー書いてるのも、星屋さんがほとんどのようです。星のような点光源なら・・・って、ほとんど光学系のテストやってるようなものだしね。周辺像の崩れにしたって、「視野いっぱいに広がる星々を・・・」って観察するなら「許さん!!!」ってなりますよねW

swaroまあ、medaichiの鳥見の標準機にしているSwarovski EL 8.5×42 SV君にご足労頂いて比べてみました。写真見ただけで視野周辺の像が良く持ちこたえているのがわかります。50%をこえるとさすがに緩み始めますが像の崩れは緩やかです。

swaro2「野鳥が対象なら、周辺像の崩れに敏感になる必要ない・・・」って言っておいてなんですが、なんでmedaichiが、Swarovski EL 8.5×42 SVを鳥見の標準機としたかお話ししたいと思います。

まあ、「好き嫌いはあるものの、いわゆる各メーカーの現代的なハイエンド機を見倒して研究すれば、より双眼鏡というものへの理解が深まると思ったから・・・」です。

ん~、長くなりそうなんで、今日はこのくらいにしときます。W

medaichiの6倍機決定 勝間GLORY 6×30」への2件のフィードバック

  1. medaichi

    スパム対策のプラグインを更新しました。長らくご迷惑をおかけして申し訳ありません。

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