春や秋には、野鳥園の干潟や緑地植栽を渡りの野鳥達が中継地として利用しています。野鳥ガイドさん達の解説で、干潟や緑地の渡り鳥達を観察します。ビギナさんや子供達も大歓迎の企画です。詳細とお申し込み
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今朝はオオムシクイ・・・おまけ解説
オオムシクイ
オオムシクイの地鳴きは「ジジッ、ジジッ」と強いのでいればすぐわかるんだが、外観・写真ではメボソムシクイと区別がつかんから、撮影しっぱなしだと後で「これ、どっちだっけ・・・?」とズボラなmedaichiはしょっちゅう慌てています。ん~、手前の細枝の被りが無ければ完璧やったのになあ~・・・って、まあいいっか。
ブログのお客様にはサービスで普通のムシクイ3種の細部をお話しておきましょうか。今日は眉班と下嘴ですね。メボソムシクイ、或はオオムシクイの眉班は黄白色で目先、嘴基部手前でブチ切ったように途切れている場合が多いようです。
エゾムシクイ
エゾムシクイも地鳴きは強い「ピッ!」あるいは「ヒッ!」で、ジョウビタキの「ヒッ!」に似ていますからこの子も鳴いていればわかりやすいです。いつも書いている様にエゾムシクイの上面は、頭部の暗灰褐色と肩の緑褐色の色合いの違いが特徴的ですから・・・って、今日は眉班と嘴でしたW 眉班は嘴基部から目先へと続き汚白色っぽく、目先あたりの前半はバフ色かかって見えることが多いですね。
でもって下嘴ですが橙黄色のセンムシやメボソと違って、エゾムシクイの下嘴はピンクがかって見える肉褐色です。ん~、図鑑とかにはさらっと書いてくれてますが、「こんなの写真撮らんと絶対わからんやろ~!」レベルですよね。ハッキリ言ってエゾムシ君の下嘴が写ってる写真探すの手間取りました。エゾムシ君は足もピンクがかった肉色で、裸出部が特徴的でおもしろい子です。
センダイムシクイ
センダイムシクイ君も頭央線以外なら、下嘴の色はベタっと橙黄色で暗色班が無いのでわかりやすいです。medaichiは下嘴のベタっと黄いろい子をみると「イイジマムシクイ?」などと虫の良い妄想ばかりしていますがまだ当たったことはありませんWW
キビタキ♂とか・・・
サンコウチョウとか・・・
青い子も黄色い子もいるんだが撮影できる所に出てきてくれない。アラカシの枝先にちょっと大きめのヒタキがポテッと落ちてきた。逆光だしルリ♀かな~と取りあえずファインダを覗くとサンコウチョウだったW。上半身しか見えてないが、まあ証拠写真ってことでいいだろう。
青い子の成鳥は出てきてくれませんが、一年生、第一回冬羽の♂がいました。サイドからの逆光でどうにもなりませんがシャッタを・・・。まあ季節ネタだしいいっか。
オオムシクイは個体数もたくさん入っていたし、よく鳴いていたのでてっきりオオムシクイと思って撮影したら、下嘴がオレンジ色で無班、暗色班がありません。この後の連写のうちの一枚に頭央線が写っていたのでセンダイムシクイ。
メインの三脚、3段? 、4段?・・・
medaichiが普段、野鳥園で使用している三脚はGitzoのG3542Lだ。以前に書いたように三脚に雲台を設置しカメラあるいはスコープ等の機材を装架して、かがまずに楽に立った姿勢で、medaichiの場合は164cmのアイレベルを確保するためには、三脚の全高は148cm必要になる。GitzoのG3542Lは軽量高剛性、とても使いやすい三脚なのだが4段タイプだ。
展望塔で観察する時みたいに、一度セットしたらあまり伸縮しない場合は4段でも不自由はないのだが、撮影となると立ったり座ったりを含めポジションの変更は普通にあるわけで、この場合は3段タイプの三脚の方が手数が少なくて済むし、下段のパイプ径も太く接続箇所も少なくなるので剛性の向上が期待できるなど、3段タイプにアドバンテージがあるだろう。
で、普段使いには結局お蔵入りしていた同じカーボン三脚で管径32mmのVelbon社のNeo Carmagne730を一軍復帰させることに・・・。もう廃番品だがほぼ同スペックのものは販売されているようだ。並べてみるとG3542Lはかなりコンパクト・・・。どっかの探鳥会にお邪魔するとか、交通機関利用の場合や持ち歩きが想定される場合はご出馬願おうかW
目出度く現役復帰となったCarmagne730なのだが、久しぶりにメンテしてたら経年劣化のためかカーボンパイプに装着してあるスポンジカバーが裂けてしまった。むむむ~、他の脚のもいかれそうだなあ・・・。別にスポンジカバーなんぞ無くても構わんのだが、これから寒くなるやろし~、三脚担いだ時加重が分散された方が楽やし~、面倒だが新しく取り付けなおすことに・・・。
以前、友人の三脚のスポンジカバーを取り換えたとき使ったiteck社さんのスポンジカバーのSGB-330をAmazonに発注・・・。32mm径のパイプには内径29mmのこれがフィットするのだ。長さも360mmあるしね。Gitzoなら普通3型と呼ばれているタイプならこれでOK。写真用三脚の丸パイプは中型三脚ならΦ32mmかΦ28mmだ。メーカが違ってもこの辺りは変わらないから、もし三脚の一段目がΦ28mmなら、内径25mmのスポンジカバーが合うのだ。
別に三脚の脚を分解してはずしたりとかの手間は要らないのだ。一段目下のロックナットを外れるまで緩める。外れるまでひたすら緩めるのだ。
最後まで緩めると2段目の足がスポッと抜ける。この時、左写真の白いパーツが外れて落ちやすいから注意。養生テープでも巻いておこう。
後は、脚の下方向から上にスポンジカバーをねじ込んでいくのだ。medaichiも最初はなんか潤滑がいるんじゃ?・・・と石鹸水やらシリコンやら考えたけど、結局力任せにねじ込んでいる。コツというほどのものではないが、押し込んでは引っ張り上げを繰り返す感じ・・・。
目出度く装着完了ってなるんだが、純正品じゃないんで少々短い・・・。まあご愛嬌としておこうか。他の脚も交換したらわからんようになるやろうしW。実際には、Amazonで29mm内径で100cmあるスポンジカバーもあったが、表面がスムースというかすべすべしたタイプで、カーボン三脚の脚に装着するのには違和感があるのでパスした。
エゾビタキ・コサメビタキとか・・・
緑道の後ろの電線がお気に入りで、たまにしか前まででてくれないエゾビタキ君・・・。まあ、この手の鳥は飛んでも元の枝先に戻ったりすることが多いので、一度見つけると後は撮影できる。高い枝先にいることが多いので、空抜けにならないよう背景探しでアングルをこまめに探すとかそれなりの手間はかかりますW。
同じく高い枝どまりのコサメビタキ君・・・。アングル、下から見上げだし・・・、光が直射でコントラスト付き過ぎだし・・・。medaichiの嫌いな撮影ですが証拠写真となるとそうも言ってられませんから、何とか写真になるよう頑張ります。
月が替わってから天気に恵まれないこともあって野山の小鳥たちが全然撮れていません。オオルリ♀成鳥とかキビタキとかいることはいるんだけど、青い子や黄色い子は撮れずでmedaichiは焦って言います。野鳥を観ながら撮影ってとても楽しいんですが、撮らなきゃいけないってなると胃が痛くならんでもないですね。根がお気楽なもんで「明日がんばろう~♪♪」なんてヘラヘラ笑っていますが・・・。