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鳥見と双眼鏡 entry modelのbest buyを考えてみる

8_30best_buy以前、このブログのお客様から 「バードウォッチングをこれから始めたいと思っているので、2万円以内で購入できるおすすめの双眼鏡お教えてほしい・・・」とコメントをいただいた。実はお返事するに際し、かなり迷いました。もっとも、手に入れ易さを考慮して、現状でYカメラとか大手のカメラ屋さんで販売されている機種の中から選べば良いので、かなり限定されはするのですが・・・

medaichiは双眼鏡のコレクターでもマニアでもないのでW  コレクションのなかから珍しいのを「これ、いいだろ・・・」なんてお見せすることもできませんし、僭越にも鳥見の業界?の案内人を自称Wして、こんなブログをやらせていただいている以上、カタログやwebでスペック確認して「このあたりで良いんじゃないの・・・」なんてお返事も意地でもできません。

そこで、思い出したのが、以前、お客様のK野さんに見せていただいた、冒頭の写真左側にあるかわいらしい双眼鏡「NIKON PROSTAFF 7S 8×30」なのです。第一印象として「なんだコレ!! 生意気な見え方するなぁ~・・・」というのが本音です。第二印象は「今時の8×30のダハ機って、こんなにコンパクトなんだなぁ~・・・」です。ああっと、「生意気な見え方・・・」じゃダメですねWコメントしたことになりませんね。この、NIKON PROSTAFF 7S 8×30の一番のおすすめなポイントは、この価格帯の機種のなかでも優れた視野の明るさと、medaichi好みの僅かに寒色に寄ったスッキリとした見え味です。

お話の方向はそれますが、星などの天体観望や鳥を含めた野生動物、あるいは観劇やスポーツ観戦などと双眼鏡の向けられる対象や場面は様々です。対象を野鳥に限定しても、樹林帯や干潟河口部、撮影やスコープの補助なのか、双眼鏡での観察メインなのか、バードウォッチングのスタイルが様々あるなかで、ぶっちゃけ万能の双眼鏡はありません。

なんか身も蓋もないようなこと言っちゃいましたが、これからバードウォッチングを始めようとしている方々は、誰もが最初の一台を選ばなければなりませんし、medaichiらは、野鳥に興味をもたれた野鳥園のお客様の、そういったご質問にお答えしなければらない場合は少なからずあります。

8_30e2双眼鏡のentry modelってことですね。左の双眼鏡は、一昔前なら「野鳥観察に向く双眼鏡は?」なんて質問をすると、十中八九、「とりあえず、これ買っとけばぁ~・・・」なんて返事の帰って来た、Nikonの不朽の名機・8×30Eタイプの最新モデルのEⅡです。

でも、これって諭吉先生4.5人がかりなんですよねえ~、当時は選択肢少なかったって事情はあるだろうけど、「はじめの一台」にはちょっとハードル高いよなあ・・・。いい双眼鏡だけど。

entry modelっつうとまあ、「初心者向けの製品のこと。機能が限定され、低価格で手軽に利用できるもの・・・」なんて意味合いになるんだろうけど、こと双眼鏡なら、medaichi的にはあえて「初心者向けの製品でも、必要な機能が備わりかつ低価格で手軽に利用できるもの・・・」という風にとらえたいですね。

以降、NIKON PROSTAFF 7S 8×30をご紹介しながら、野鳥観察用の双眼鏡・entry modelのbest buyを考えてみたく思います。

もう、ツバメの幼鳥が ・・・

180524tsubame先週まで、ツツドリが~だの、オオムシクイが~とか騒いでいたのに、今朝、窓の外をみると、medaichiが立てたお立ち台に、もう、ツバメの巣立ち幼鳥が・・・。嘴の黄色いのが生意気そうな顔でとまっています。尾羽も伸びてなくてエビフライWのくせに、なかなか良い面魂です。
tsubame_003←ちなみに成鳥はこんな感じ・・・。巣立ちの幼鳥がまだ連れだって行動しているところを見ると、巣立ち後間がなく、まだ、親鳥の世話を受けているのでしょう。まあ、いっちょ前の顔してますが、飛行訓練中・・・すぐに疲れてとまりにきますW

上の写真、左の子は、風切り羽も尾羽から突出して伸びている様にみえますが、右の子の風切り羽はまだ短く見えますね。

180524tsubame_2

見慣れたツバメ君ではありますが、孵化した順で成長の差異が生じるところを観察することも興味ぶかいことではあります。ん~、ツバメっつうとね~・・・、基本、他の人のやることを云々しないようにしてますが、blogだからいいっか・・・。

「ツバメ型繁殖」なんて言葉があるくらい、ツバメは昔からヒトと寄り添って暮らし、互恵関係の成り立っている生物で、生活史なんかもかなり解明されているのね。いまさら、巣作りから巣立ちまで詳細な記録をwebsiteなんかで揚げられてもな~って感じかな。まあ、地域のコミュニティづくりとかに貢献してくれてるし、子育てなんかを子供ら・家族・近隣の人たちで暖かく見守ってあげるなんてのは意義あることだよね。けど、暇そうなおじさんが一日中カメラ据え付けてバシバシやってんのもな~。ソォ~っとしといてやりゃいいのにね。個人的見解とお断りして悪趣味だよね。距離を置いて、配慮を忘れずにとお願いしたいものです。まっ、スズメ・ツバメっつうとやたら熱くて怖い人がいるのもこの業界Wだし、このお題はこれまでW

アカガシラサギがいたらしい・・・

180510akagashirasagi黒猫さんから留守電があって、野鳥園のすぐ近くの緑地にアカガシラサギがいたらしい・・・。残念ながらもええとこなんだがmedaichiは仕事中(涙) 今朝、一応は探しましたが空振りでした。その後、猫さんにお会いできたので画像を頂戴することに・・・。ん~っ、冬羽から夏羽に換羽中ってことなんですが・・・、嘴が成鳥っぽくないというか、あんまり見たこと無い鳥なんで、怪しいんですが上嘴に黒味が残ってるので第一回夏羽の若鳥君かもしれません。

180510akagashirasagi2こんな環境で大丈夫かな~と思いましたが、さすが野鳥してますねえ。トカゲ・・・、(赤いのでニホントカゲの♂成体と思います)を捕えてたべていました。そういえば、この時期、埋立地の草っ原に降りたアマサギなんかも盛大にトカゲを食べていますもんね。いや~、探せばいろんな鳥が通過しているもんですね。いまさらながらそう思わされました。

昨夜は南港のポートタウンの夜空をホトトギスが通過していましたし、野鳥園でもメボソムシクイが鳴いていました。この後、オオムシクイが入り始めると、春の渡りも終わりを迎えます。

サンコウチョウとか・・・

180508sankouchou朝から、少し頑張ったのですが撮らせてくれません。まあ、しようがないですね、そのうち撮れる日もあるでしょうW  ってことで、枝かぶりもええとこですが、サンコウチョウの♂adの証拠写真を揚げておきます。大体、野鳥園でこの鳥ねらうと、こんな写真を大量生産するはめになります。

まず、すっきりした枝先に来てくれることはないですね。撮影スランプのmedaichiですから上等ってことで・・・。今日は、母medaichiのお医者さんの日なので失礼します~。

シギ・チドリも数が増えてきました

180429chuushakushigi 4月も末頃になるとシギチドリも数を増す。今朝は展望塔前にチュウシャクシギが来てくれたので記念撮影と行こうか・・・。medaichiが撮影スランプなのを知っているんですかねW

180429oomedai オオメダイチドリの♂がいました。良い写真は撮れてませんがちょうどよい機会なので、メダイチドリとの違いを見てみましょう。まず嘴ですね。オオメダイチドリの嘴は明らかに太くて長いのがわかります。体もオオメダイチドリが全長24㎝、メダイチドリが全長20㎝と、オオメダイチドリか゛ひと回り大きいです。脚もオオメダイチドリは長く、特に脛が長く見えます。

ああ、それからオオメダイチとメダイチの♂♀は、夏羽の場合、目の周りの黒色部分を見てください。雌は褐色味を帯びています。

ボツ写真? ぎりセーフ?

180423akaharaん~、やはり30mまでなら楽ですね。背景が明るくとも補正が効きます。後ろの地面に日光があたり、鳥の背中にも逆光気味の光が~って、ちょっと面倒な画像ですが、近い分、情報量が多いのでPhotoshop等の画像処理ソフトでレタッチできます。お客様から質問もあったので、ご参考までに補正前と補正後の比較をご覧に入れましょう。

180423akahara2え~、いかがでしょうか、左が画像修正後で、右が修正前の画像です。明るくして、若干コントラストを上げ、リサイズした後に、シャープネスをかけてあります。今回は色調は触っていません。medaichiはもともとDOS/VというかPC/AT互換機系の人で、Mac系の人ではありませんから、PhotoshopではなくPaintshopを使っています。今はPaintosho pro X9ですが、イラスト描いたりするときは軽い旧verのPaintshop pro7を使います。

・・・あんまりネタばらしすると、なんか撮影は適当にやって、後で゛ソフトで見れるように加工しているように思われちゃいますねえW  でもね、どうしようもない手ブレ写真や、補正をしくじってデテールのつぶれた写真はソフト使ったって絶対見れるようにはなりませんW  ええっと、まあ、「後で修正できる範囲で適当に撮ってる」ってことですね。