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CASIO EXILIM EX ZR-4000とか・・・②

casio3 広角19mmのお話の続きです。EXILIM EX ZR-4000のワイド端は4.06mm、35mm換算で19mmなんですが、垂直画角は1.7型センサだとどうなるのかなあ・・・。って、計算すると70.13度ってなりました。MONARCH HGの見掛け視界が62.2度だから余裕で収まりますね。21mm相当でも64.9度ってなりますから若干の余裕がありそうなんですが、ちょっとタイト・・・。セッティングが面倒なので19mm使うだろうなあ・・・。

casio4 んっ~、スッキリと収まってくれるのはいいんだけれど、像質の評価ってことになるとねえ・・・。1.7型の1200万画素って、ちと非力かな。切り取って1280picにリサイズしてみました。上半分の19mmで撮影した方は画素数が足りずにつぶれ気味。24mmでの撮影分のほうが細部まで描写できてるのはハッキリしてますね。評価にはもうちょっと大きく撮ったほうが良いようです。

評価に際して、24mmあたり使うんなら、今使っているm4/3のPANAで十分じゃないか~って、CASIO買った意味ねえって・・・W  見掛け視界62.2度の写真を撮るためだけに、コンデジ一台って馬鹿らしくないか~ってご意見もございましょうが~、いいんです。趣味だから( キッパリ )     だって~、視野の上下が切れるのって気持ち悪いじゃないですか~。

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なんと、今時のチルト液晶って便利ですねえ・・・最近のコンデジなんか全然不勉強なmedaichi。自撮りもこんなに簡単・・・って、あはは、誰もmedaichiの自撮りなんて見たくねえって、失礼しましたWWW。

 

 

casio6 自撮りはさて置き、EXILIM君、マクロで30mmまで寄れる・・・。ん~、便利かも・・・。昆虫とか花とかの寄ったカットが要るときは重宝するだろうなあ・・・って、さらっと言っちゃったけど、近接撮影って、本当は面倒なんだぞお~。照明のあてかたとかブレ防止とか・・・。でも、EXILIM君、簡単に撮れますねW

新/お仕事用カメラ CASIO EXILIM EX ZR-4000とか・・・

casio1このブログで双眼鏡の見え方をご紹介するとき、コンデジを使ってコリメート撮影をしているんだけど、大抵、左のように、イメージの上下が収まりきっていなかった。市販のコンデジの場合、ズームレンズの広角側は24mmスタートってのがほとんどだからしかたがないんだけれど・・・。「20mm以上の超広角があれば、なんとかおさまるんだけどなあ~」

ということで、現時点で唯一、超広角19mmスタートのレンズ使用のコンデジであるCASIOのEXILIM EX ZR-4000にトライしてみました。右側の19mmと表記したのがそうです。実にすっきりと見掛け視野の広い、モナーク HG 10×42の視野が収まります。

casio224mmと19mmじゃ、写る範囲がこんなに違う。なるほど納得しました。

casio3まあね、撮像素子も1.7型だし、ズーム比も5倍ほど、スペック的にはどってことないコンデジです。見掛けもパッとしませんW わははは、CASIOさん、ごめんなさい!  まあ、購入させていただいたんで勘弁してください。

casio4例によって意地の悪い比較だけどm4/3のLUMIXと比べてみました真ん中あたりの等倍画像です。撮影日が違うので厳密な比較にはならんけど、EX-ZR 4000頑張ってますねえ。これなら十分、お仕事用カメラとして活躍してくれそうです。

キクイタダキに手こずること・・・

kikuita1珍しく風もなく暖かな朝だったので、キクイタダキを探しに・・・。北観察所前の松林で難なく見つけるが撮影はむずいW  ん~、やっぱりmedaichiはこの鳥苦手だなあ。

kikuita2ようは左の、以前描いたイラストのような( CGです )構図で、冠羽がきっちり見えて、眼も、翼から尾羽にかけてもしっかり写しこみたいわけですね。

見上げのアングルじゃ絶対無理だろうから、まあ、目線くらいに降りてきてくれるのを待つことにします。♂を撮りたいんですが、この際、そんな贅沢は言いませんので、今季でなんとか納得のいく1枚を撮影したいものです。

 

kikuita3

これなんか「やった~!!」って思ったんだけどなあ~。再生したらお尻が写っていましたW medaichiのレンズ、Lumixの G 20mm/F1.7ってAF遅いからな~。デジ一眼に宗旨替えしてやろうかしら・・・W いまのところ、このようなボツ写真を大量生産しています。でもって話かわりますが、キクイタダキの下尾筒って白いんですね。

園長を里子に出したこと

encho遅ればせながら、お知らせってことで・・・W

え~っ、短い間ではございましたが、野鳥園展望塔で皆様方に「園長」の愛称で可愛がっていただいていた、居候・・・じゃない、野良鶏君ですが、この度、めでたく里親さんがみつかりましたので、里子に出しました。

里親さんは、動物の飼育についてはベテランさんなので、皆様、ご安心くださいませ。蛇足ながら、medaichiは最初♂かなと思っていたのですが、蹴爪もないし声も優しいのでなんだかなあ・・・と。里親さん宅でみごとに卵を産んだそうで、女の子決定!!  ん~、野良鶏とはいえ雌雄の識別をしくじるようではいけませんW  反省!

心優しきお客様方から、たびたび「どうなったの~?」と問い合わせをいただきますので、お詫びとお知らせを兼ねまして、ご報告させていただきます。

キクイタダキ

180130kikuitadaki本サイトの方の、「こんなん出ました写真」を先月から揚げてなくて、「まあ、そろそろ、なんだ・・・、お馬鹿なブログばっか書いてないでなんとかせんか!!!と怒られそうだなぁ・・・」ってところに、黒猫さんから、「キクイタでてるよ~」と教えていただいた。北観察所からミコアイサも撮れそうだし、寒くて嫌だけど重い腰をあげることに・・・。

とはいうものの、medaichiはキクイタダキが苦手だ。いままで可愛く撮れたためしがない。だいたいこのキクチャン、小さくて距離があると写真に精細感がでない、距離を詰めると動きが早すぎてファインダに収まってくれないという難物だ。♂を見つけて赤と黄色の冠羽を写しこんで、良い姿勢のカットを・・・とやることは決まってるんだけどね~。デジスコだしね~。

こうなったら、例によって機械頼みの4KPHOTOしかないかW ともおもうんですが、延々と動画撮った後でカット拾うのって、面倒臭いことこの上ないわけで・・・。

Nikon Monarch HG 10×42・・・おまけ

外 観

monarch_hg10_40ん~と、鳥もいないんし暇なもんでW、もすこしMHG君のご紹介を・・・。見た目、ゴテゴテと飾り立てた感の無い、素っ気ないくらいのシンプルな、クラッシックな雰囲気ただよう外観です。シボ加工されたエラストマー樹脂も鏡筒の手に触れるところだけ薄く施されています。ボテッとしたラバーコートの嫌いなmedaichiは気に入っています。実際、このMHG君、先輩格の10×40 HG L DCFが790gあるのに、680gと15%軽量です。

「見え味最優先! 像質追及のためには重量関係なし!!」というアプローチもありかとは思いますが、今回は「普段使いの双眼鏡選び」ってことで「軽量コンパクトも性能の内・・・」、道具としての双眼鏡選びという立場でえらんでみました。

レンズコーティング

monarch_hg10_40e対物レンズには青緑と青、プリズムは緑がかった青、接眼レンズは緑や青、ピンクの増透コーティングが・・・。旧モナークに比べて明らかに反射の強度は低く、ほの暗い上質のコーティングが施されています。Monarch7以降、対物・接眼レンズ表面を傷から守るarmor coatingが採用されているようだ。お手入れとかには楽になりますね。

迷光対策

monarch_hg10_40f鏡筒内部の迷光対策も少し・・・。鏡筒内はつや消し処理とびっしりと迷光の反射を防ぐ溝が施されています。このような枠や鏡筒内部のネジを切ったような内面反射の防止のための加工を「遮光線加工」というらしいです。medaichiは最近知りましたW   冗談でなく、平素、双眼鏡を使う鳥屋のくせに道具としての双眼鏡について不勉強だったか思い知りました。余談はともかく、このあたりの加工が不十分だと、逆光時にフレアが生じやすくコントラストに影響します。

接眼レンズの方から見ると、射出瞳の周辺の反射も少なく丁寧に作りこまれています。夜間の迷光の少ない条件で使用する天体屋さんより、我々、鳥屋のほうが本来こういうところに気をつかわんといかんのでしょう。

アイレリーフと視度調整

monarch_hg10_40cアイレリーフは17mmあるから眼鏡使用の方でもOKでしょう。17mmに対し接眼目当てのストロークは10mmほどだ。不足はないが出来ればもう少しあったら楽かなと思う。medaichiの標準機のスワロ君のアイレリーフは20mm、対するストロークは14mmである。せっかくのロングアイレリーフも目当てのストロークが足りないと、視野がかげりやすいので見心地に影響する。双眼鏡を浮かし気味にしないとちゃんと見えないのなんか普段使いには無理!

視度調整は左のキャップを引き上げて調整し、キャップを戻せばロックされる。程よい硬さで、双眼鏡から眼を放さずに調整できるからGOODとしておこう。

その他付属品など

monarch_hg10_40d像面歪曲収差を補正して視野周辺の像質をあげるfield flattener systemの表示が・・・。となると構成的にはMonarchシリーズのハイエンドっつうより、まんま、旧いHGシリーズ・10×40 HG L DCFの後継機種じゃないかなと思う。価格帯も一緒だしねえ。人気シリーズのハイエンドとして市場にだしたい営業上のニーズってやつかもしれませんW

それから、基本のmade in Japanの表示が見えます。Nikonは、Monarchシリーズの生産拠点を中国に移していたから、そういった観点からも、このミッドレンジのMHGはモナークシリーズのハイエンドというより、旧HGシリーズの直系という風格が漂います。

monarch_hg10_40b おまけに、今までどのメーカも一体型の鏡筒にはめ込む型の接眼キャップがほとんどだったけど、MHGは鏡筒端にスリットが切ってあり、接眼キャップとの一体感を高め、「ぶらぶらのキャップなんか要らねえよ~・・・」っていうユーザのために別にラバーガードを付けてくれている。その上から装着できるキャップも、格納時のことを考えると欲しくなるけど、使えるキャップを探すことにします。

最後に

今回、普段使いの10倍機選びで思ったことは、まあ、鳥屋だから当然といえばそれまでなんだけど、いままで記憶に残る野鳥たち、たとえばかっこいいハイイロチュウヒの雄とか愛らしいベニバト、鳥見を始めたころの初めて見たサンコウチョウの雄とか、全部、双眼鏡で見てるんですよね。撮影の時だって双眼鏡無しで行くことは無いし、これほど身近なツールなのに知らないことがいっぱいあるなあってことでした。

身近な双眼鏡だけに、「こいつさえあれば大丈夫!!」ってくらい信頼のおける相棒にめぐり逢えたらいいですね。鳥屋のくせに専門外のことをあれこれ書きちらしていますが、ブログのお客さんにもっと双眼鏡に興味をもっていただければいいなと思いながら書かせていただいてます。