カテゴリー別アーカイブ: シギ・チドリ

サンショウクイ、オオソリハシシギとか・・・

去年の春の記録では、マミジロが出ていたが今朝は空振り・・・。「ヒリリッ!」の声に振り向けばサンショウクイの♂♀。手前の枝にピントが引っ張られているし、構図も全然だけど例によって証拠写真で悪しからず。サンショウクイのお嬢だけがかろうじて撮らせてくれました。

おなじみ証拠写真の連続ですW  今朝はセンダイムシクイとエゾムシクイが両方とも入ってました。この子はセンダイムシクイ・・・。高い梢にいるのでこんな見上げの写真ばかりですが、下嘴がオレンジ色で暗色班がないのが分かります。

オオルリは♂ばかりが目立ちますが良く探せば♀もいます。これまた手前の枝かぶり・・・

干潟も次第ににぎやかに・・・。今朝は顔、胸から下腹にかけて赤みのでだしたオオソリハシシギが1羽。体のサイズに比して嘴は短めの♂個体です。

ダイゼン、メダイチドリ・・・、夏鳥は?

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、4月3日(金)現在も、野鳥園展望塔施設は臨時休館を継続しています。緑道・植栽部・北観察所はご利用可能です。

せっかくの桜がそろそろ満開というのに、今朝は青い子にも黄色い子にも逢えずじまい・・・。明日は仕事だけど早朝からなら時間がとれそうだ。メジロ君はたくさんいるので、季節ネタということもあるけど、資料用の写真を撮っておくことに・・・。

medaichiの場合、資料用の写真というのは、可愛い野鳥が綺麗に写っているというのとはちょっと違う。要はお話しのネタに使える写真と言えばいいのだろうか。へへへ、メジロが「アカンベェ」と舌を出している写真が撮れました。生体の場合、唾液でまとまっているが、メジロの舌は先別れしてブラシ様の構造をしているのだ。吸蜜に特化した構造と説明されている本もあります。

でもって、このように花の基部に嘴を突っ込んで吸蜜します。

サクラには吸蜜に訪れるのだが、花の蜜ばかり狙っているわけではありません。この時期、新緑にあわせて発生する蛾等の幼虫を見つけると、パッと飛びついては捕えます。

3月末に、オバシギとオオソリハシシギの記録が揚がっていたが、まだまだ干潟は寂しい。とはいうもののダイゼンとメダイチドリがそれぞれ1羽だけですが、西池干潟で観察されました。

コシジロオオソリハシシギかな・・・?

オオソリハシシギがこないだから3羽ほどいるが、その中の1羽の背腰が白っぽく見える。この子なんだが、肩羽の隙間から見える上背が、アオアシシギの様にかなり白っぽくみえる。

日本に普通渡ってくる亜種オオソリハシシギは、アラスカで繁殖し、ニュージーランド・ 東オ-ストラリアで越冬するL. l. baueri とされていてが、腰から上背にかけて縞模様があり暗色に見える。今日、お話ししている亜種コシジロオオソリハシシギはL. l. menzbieri とされ、腰から上の縞模様がまばらでより白っぽく見えるのだ。

お客様のN村さんから、とても分かりやすい写真を頂戴できたので揚げておこう。そう、左の子が亜種オオソリハシシギ L. l. baueri で、右の子が亜種コシジロオオソリハシシギ L. l. menzbieriの可能性がある。L.I.menzbieri は、東シベリアで繁殖し、北西オーストラリアで越冬する。「じゃあ、なんで一緒にいるんだ?」等という無粋な突っ込みは、この際置いといて、しばらくこの子で楽しみたいと思っている。

9/16 緑道にもいってみた・・・

やっとこさ、朝晩すずしくなってきましたね。この秋の渡りはシギチドリの種数が出て、21種/日なんて日もあったので、面白くて緑道の観察を怠けてましたW  さすがに怒られそうですので、今朝は肩慣らしを兼ねて緑道にでてみました。ハイ! 季節ネタのオオルリ♂第一回冬羽がいました。

例によって藪蚊が攻撃してきますから、虫除けスプレーはマストアイテムですね。あまり個体数は多くないので見つけにくいですが、藪蚊を我慢して待っていれば出ることは出ます・・・。オオルリ♀成鳥かな、肩羽が茶褐色で、喉下の淡色部分の幅が狭いのがわかります。

あれ!?  撮影した時はわからんかったですが、頭に手前の枝がかぶってますねえ~、まっ、いいっかW   喉下の淡色部が幅広なキビタキ♀タイプ。他にもムシクイ類・サメビタキ属とかいましたが撮影できませんでした。えへへへ、肩慣らしなもんで。

ハヤブサの若鳥が時々立ち寄るからか、この何日か日中はシギチドリの数がすくないんだけれど、今日は展望塔前にタシギがいました。

ハシブトアジサシとコオバシギ・・・

9/10、管理人は仕事でこれんかったら、お昼過ぎにハシブトアジサシが出た・・・。見たかったけど、まあ、こんなものでしょうW  気を取り直して、写真をお客様でお世話になってるK村さんに頂戴した。ふむ?!  よく知らん鳥やけど、下嘴基部にオレンジ色が無く真黒だし、翼も初列の先をのぞいてしろいから成鳥冬羽に換羽中の個体でいいと思います。眼の周辺から耳羽あたりをのぞいて、頭は白くなるから完全な冬羽じゃないってことで・・・

これまた、先日来、観察の上がっているコオバシギなんだが、なぜかmedaichiだけハズれ~WW   でもって、今朝は「絶対、探してやる」感満載で探したら、あっさり出てくれました。渡りのルートの加減か、ロケーションの適否か、なぜか野鳥園での観察記録は少ない。肩羽や雨覆いの淡色の羽縁の内側に暗色の帯・サブターミナルバンドがあるのがわかります。幼鳥ですね。サブターミナルって端っこのちょっとだけ手前っていう意味やったから、日本語でなんだっけ?  「亜終端線」やったかな・・・毎度うろ覚えのmedaichiWWすんません。

ダイゼン・カワセミ・ホウロクシギ

朝は涼しくてやっと秋の気配が・・・。ダイゼンが展望塔前に来た。

今いるカワセミはこの子。遠くて逆光・・・。まあ、いいや、若い子ですね、胸が褐色かかってます。でもって、若鳥のくちばしは先端が鋭くて、上下とも黒く見えます。近くで撮影すると♀個体だと下嘴に赤みがかかっているのもいるようです。趾(あしゆび)が正面から見ると黒っぽいですね。

参考までに、medaichi宅の近所の公園で撮影した♀成鳥の写真を揚げておきます。成鳥の胸はオレンジ色かかってみえます。嘴は先端が摩滅して丸味かかり、下嘴に赤みがあります。♂は上下黒いですね。趾は赤く見えます。

昼前にホウロクシギが北池から近寄ってきたが、ここまで・・・。陽炎きついし、うまく撮れませんでした。