カテゴリー別アーカイブ: 大阪南港野鳥園

ハジロカイツブリが保護されてきた

161217hajirokaitsuお昼過ぎに、ハジロカイツブリが保護されてきた。カラスにつつかれてやられそうだったとか・・・。心優しいトラッカーの皆さん、ありがとね!!  外傷も見当たらず、翼や足の動きにも違和感なかったので無事放鳥。ムフフフ、ルビーのような真っ赤な虹彩がチャーミングですね。第一回冬羽だとオレンジっぽいので成鳥冬羽かと・・・。せっかくなので2.3枚写真を撮らせていただきました。

野鳥園でよくカイツブリを光線の具合で、この子と間違われる方おられますが、この真っ赤な虹彩と褐色味がわずかなモノトーンに近い体色を憶えておきましょう。嘴脇の白ポチもありませんね。え~っと、ハジロカイツブリ君、手で持った感触は、そうですねえ~、ポテ~っとして、つきたての暖かくて柔らかな鏡餅みたいでしたW

ミコアイサがいました。

161216mikoaisa今朝も、チュウヒとオオタカ幼羽が飛び回ってたので、カモ君たちは埋立地の方に避難したようで全然いませんW  アカアシシギが2羽、寒そうにしていましたが、このミコアイサ君達は、オオタカなんか気にせず、西池奥で盛んに採餌していました。最初、♂1♀2で記録が上がっていましたが、今朝は1羽ずつでした。近くにはきてくれないので、medaichiのデジスコでもこれが限界みたいです。昼過ぎにツクシガモ4羽が偵察にやってきましたが、干潟の出が悪かったのか降りてくれませんでした。

陰陽師大兄、オオタカ画像拝借します。

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恐れ多くも、古くからのお客様、陰陽師大兄に今季のオオタカ幼鳥画像を拝借することに・・・。  大兄、勝ってばかり言ってすみませんでした。お気に入りを頂戴してまいりましたW 下面の茶色い子ですねえ・・・って、600/4のフルサイズ、さすがに強力ですね。トリミング耐性半端ないですね。デジスコでちまちまやってるのがアホらしくなります。

ルリビタキがたくさんいました。

ruribitaki_m_1stw今朝は、ルリビタキがたくさんいました。青い♂が一羽と第一回冬羽の♂、あと、第一回冬羽の♀と思われる子が2羽でした。上の写真は第一回冬羽の♂ですね。小雨覆に青味がはっきり見えるから間違いないでしょう。今どきのカメラ・デジスコ機材は良くなりましたから、こういう♂の特徴が撮影されます。「♀ばっかりだよ~・・・」なんて揚げると、あとでアレレ?ということに・・・。

ということで、今日は、せっかくmedaichiのブログを訪れてくださったんだから、手持ちの写真を持ち出してお話ししてみたいと思います。

ruribitaki_m_1stw2この写真は以前撮影した、とても分かりやすい第一回冬羽の♂君。一瞬、雄化の遅れた第二回冬羽?かと思いましたが、一枚だけポチッと幼羽が残ってますから第一回冬羽ですね。脇のオレンジ色や尾羽周辺の青味とかは、写真の写り具合で見え方の具合が違うから、やはり、小翼羽とか頭部の青い羽色が認められないと苦しいかも・・・

ruribitaki_f_1stwさて、この子は、今朝、上の第一回冬羽の♂と一緒にいた子・・・。脇のオレンジ色は狭いし、尾羽の色合いも淡いですね。翼角や小翼羽あたりも青味が見られませんので、この子は第一回冬羽の♀でいいかもしれません。

ruribitaki_f_ad雌の成鳥冬羽は、第一回冬羽の♀に比べて、脇のオレンジも広く鮮やか・・・、尾羽の青味も強いそうです。medaichiは上の写真は、雌の成鳥冬羽と思っていたのですが、今は自信がありませんW      まあ、「♂の特徴がみえないから♀だいっ!!」と開き直っていますが、なんとも悩ましいことではあります。第一回冬羽でも、必ず雌雄の区別がつくかというと、手取りしてもわからん場合もあるらしいので、ややこしい写真を見せられた時、medaichiは、「♂の特徴は見えんから、♀でいいんじゃない。」とお茶を濁すことにしていますW

青い成鳥雄は逃がしちゃいました~、撮れてませ~んW

アリスイが来ました。

161028arisui展望塔前のナンキンハゼにアリスイが・・・。アリスイは毎年、越冬個体がいるようですが、年によって、いる場所が違うのか、観察しやすい年とそうでない年があります。medaichiの感じでは、展望塔南西向きの石組みあたりは日当たりが良く、どうも周辺にいそうです。ナンキンハゼもどうやら内部に空洞がありそうで、中に蟻がいるのだと思います。この距離なら、まあ、デジスコのかたなら楽勝でしょう。

アリスイの鳴き声は「キ~、キ~」というモズの鳴き声の音色を少し低くして「ケェ~、ケェ~」と、品の悪いW 声にmedaichiには聞こえます。展望塔前には、たいてい、モズも越冬しますから一度、聞き比べてみるのもおもしろいですよ。

ムギマキがいました。

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仕事明けで、野鳥園へ・・・眠いW   野鳥園手前の緑道にK山さんやY下さんが、がやがやと・・・。「ムギマキ出てるよ~」と・・・。大慌てでカメラ持ち出しましたが1羽はロストしました。なんとかもう1羽のほうは撮影できました。側頭部のモヤッと白班が紛らわしいですが、お嬢のようです。白丸内のように外側尾羽基部の白班が見当たりません。

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雄は、中央尾羽以外の外側尾羽の基部に白班がありますから、側頭部の白班や体色にとらわれると間違うかもしれませんね。上の写真は3年前の秋に撮影した子ですが、上尾筒あたりは黒いし、上面の羽も羽縁にバフ色摩耗したら真黒に見えると思います。一方、風切は茶色いし、雨覆いの白班も小さいから、まあ、若鳥君なんですが、この子は第2回冬羽でいいんだろうか? それとも、大雨覆なんてまるで幼羽くさいんで、第一回冬羽でこんな雄の特徴が出る個体もいるんだろうか?

medaichiはムギマキもだけど、数を見てないので「雄は成鳥になるのに3.4年かかるよ・・・」なんて言われても、「じゃあ、途中はどうなんだろうか?」とかえって悩ましいもんです。個体差がかなりあるなら、まとめて成鳥未満ってことで、得意技でお茶を濁すことにしますW