梅雨時は・・・双眼鏡のお手入れしてます? 

dekikon 毎日、うっとうしい天気が続きますが、こんな季節は双眼鏡とかカメラ・レンズ等の光学もののお手入れとか点検とかしたいものですよね。大切な双眼鏡でも、バーダーさんならフィールドで降られたりもするわけで、お家に帰ったらケースから出して乾かしてあげましょう。間違っても、そのまま収納したりするとカビたりしますから注意が必要です。ストラップも汗等の水分を含んでいますから、まめに取り外します。

とくに探鳥会のリーダーさんとか、カメラのご主人とか一日中しゃべりっぱなしWの方は、上の写真のように唾液が接眼レンズに飛びがちですから気を付けましょう。唾液痕・・・これ、完全に乾ききると意外にやっかいだったりします。medaichiなんかの双眼鏡だと海岸で風の強い日は、海水の飛沫がけっこうきます。塩分も大敵ですからまめにケアしないとね・・・。

bino_mente2017_1medaichiが双眼鏡などのお手入れに、普段使っているものは上の写真にあるものです。まず、右側のブロワ、できるだけ大きなもののほうが使いやすいです。PCとかのスプレー式のエアダスタは、低温の液がかかるとコーティングに悪そうなので使いません。次に柔らかなブラシを2本、筐体用とレンズ周り用は使い分けます。女性のお化粧用のブラシを使っていますが、洗剤で何度も洗って油分を取り除いています。また一度使用したら洗うようにしています。

クリーニング液もクロスに付けて使用します。以前は市販の界面活性剤入りのものを使っていましたが、現在は堀内カラーの「HCL LENSクリーナ」(黄色のラベル)です。アルコールベースで乾きが早く、光学もの手拭きではスタンダードの「OLYMPUS EEクリーナ」入り。

薬局で売っている無水アルコールも、水溶性・油性双方の汚れに使えますし、拭き残しが出にくいのでレンズの仕上げと、筐体に良く使います。真ん中のアルコールランプのような赤いキャップの「ハンドラップ」という容器に入れて使います。

クロスはレンズ用のが市販されてますが、販促品でもらったのとかいっぱいあるので、洗えば何度でも使えますから、これまた一度使用したら洗っちゃいます。先輩から、「ティシュペーパなんか、サンドペーパと一緒やで~」と教えてもらったので、ティッシュなんか使わずにまめにクロスまたはレンズ用のクリーニングペーパを使います。

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出かけるときは小さなポーチに、家で使っているものより小型のブロワとブラシ、小さめのクリーナー(適当なやつW)とクロスを何枚か。野外では光学ものはあんまり触らないようにしています。風なんかで埃とか以外に入り込みますし、あわてると拭き傷とかの素ですからブロワくらいしか使わんようにしています。とは言え、どうしてもクリーニングしなきゃならない場合もありますから忘れちゃだめですね。

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最近は、レンズのお手入れに便利なものがでていて「レンズペン」といいます。セム革のチップに特殊なカーボン粉末がついていて、汚れを吸着してくれます。medaichiのセットはチップが平面のフィルター用、球面のレンズ用、小さなチップのものはカメラのファインダとかのクリーニングに重宝しています。

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こんなふうに、小さなファインダや双眼鏡の接眼レンズまわりの隅々まできれいにクリーニングできる優れものですね。でも、軽微な汚れ程度ならいいですが、いきなりレンズぺんでは拭かんほうが良いと思われます。medaichiも、最初は「これって拭き傷のもとと違うやろか?」と敬遠してました。ジャンクの双眼鏡とかで試して、今は便利なんで、従来のクリーニングの仕上げみたいな感じで使っています。

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最初は、ブロワで埃、とくに小さな砂粒は大敵ですから丁寧に吹き飛ばします。そういった面からブロワは大きなもののほうが効果があります。後は念のため柔らかなブラシで軽く払います。オーバーなようですが、レンズ面のお手入れの場合、クリーナーで拭う前にルーペでチェックするくらい慎重にやっても良いくらいと思っています。でもって、普段のお手入れは、これで完了W。ちょっと使ったくらいで、たいした汚れもないのに神経質にレンズ拭きする必要はありません。

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次に、気になる汚れがある場合のみですが、レンズ用のクロスかペーパーを軽く丸めて、クリーニング液を約1滴分位・・・、写真のアルコールランプのようなものは、ハンドラップと言って、上のお皿の部分を軽くたたくと、ちょうどいいくらいのアルコールが出てくる便利ものです。

付け過ぎるぐらいなら少なめのほうが良いです。あとは、拭うというより、汚れた部分を軽くたたいて汚れを浮かし、クリーニング液の付いてない部分で、真ん中から周囲に向かって軽く拭き取る・・・一回できれいにならなければ、ペーパーを替えて繰り返す。みたいな感じでやってました。

lenzpen2 とは言っても、拭き残しというか、乾いたクリーニング液の痕跡がレンズ面に残る場合がありますよね。本当は綺麗になるまで繰りかえすといいのでしょうが、こういう時に先のレンズペンで軽く、真ん中から周囲に向かって拭いてやるととてもきれいになります。ああ、それから、レンズペンのカーボン粉末って目に入るといけないらしいので、medaichiは、この後、ブラシとブロアを必ずかけます。

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面倒臭がりのmedaichiですから、やる気になった時に、普段、ほったらかしのデジスコ用スコープの対物レンズも思い出して、クリーニングしてあげました。普段、使い倒してる子で、けっこう汚れてましたW。でも、まだまだ良いコンディションを保ってくれていると思います。「ありがとね・・・」 綺麗になった対物レンズには、ハンナリと青と緑の増透コーティングが・・・。まるで深い井戸の底をのぞき込むように、迷光処理された筐体の底にプリズム面が、水面の様に青くコーティングされているのが覗えます。う~ん、手前の、橙ピンク系のコーティングが施されているように見えるのは、フォーカシングレンズかな・・・? ちょっとこれ、反射きつくね・・・? って、そんな話題じゃなかったですよね。次、行きます。

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双眼鏡って、medaichiは、レンジャーやってた頃は、季節関係なく、机の上にほおりっぱなしでおいていてカビたことないです。野鳥園でも貸し出し用のNIKONのEタイプ(非防水)を30台、ロッカーに入れっぱなしで、特に防湿とか意識してなくてもカビたものは記憶にありません。「使ってる双眼鏡はカビない・・・」ってことなんでしょうが、これは、保証の限りではありませんW

とはいえ、一定期間使用しないで収納しとくものについては気を使ったほうがよさそうですね。左の写真はmedaichiの現役の子たちですが、後ろに見える湿度計がついているBOXは簡易の防湿庫です。Yカメラなんかで2.000円くらいで売ってます。別途カメラ機材用の乾燥材を入れて保管するんですが簡便で安心ですね。2軍のコンデジとか望遠鏡のアイビースとかごた混ぜで入っているんですが、ケースとかストラップ類とか外したほうが良いらしいんです。medaichiは、別々に保管すると無くしますからW 良く乾燥させて一緒に入れてます。

カビは常温でも湿度が60%を超えると成長します。この防湿庫のメーターでは40~60%が推奨されていました。medaichiの使っている乾燥材では、45%くらいで安定しました。あまりカラッカラに乾燥させ過ぎると、プラスチックやゴムの部品がひび割れたりと良く無いようですから、そこは可愛い子たちが入っているので、medaichiにしてはマメに面倒見ていますW

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