NIKON PROSTAFF 7S 8×30  

外観を見てみよう②

p7s_2ピントリングには8×30 6.5°の表示が。接眼目当ては3段ステップで、ストロークは7mm程だ。短いようだが、アイレリーフが15.4mと欲張っていないというかW最小限レベルなんでギリOKだ。眼鏡をかけている方のためには、アイレリーフは16mm前後は必要だ・・・。眼鏡の設定は、レンズの内側が眼球から13mmというのを聞いたことがあります。

左右の視度調整リングは右側・・・。ストッパは付いていないが硬いので、使用中に動くことはないだろう。もっとも、一人だけで使う分にはよいが、複数人での使用だと面倒かも。古いダハ機では、この視度調整リングが故障して効かないのがままあるから、この部分は双眼鏡というデバイスの弱点のひとつだとmedaichiは思っている。

それから、極めて控えめなW場所にmade in Chinaの文字が・・・。Nikonを含めて多くのメーカが、普及機の生産拠点を海外に移している。Nikonの場合は現地法人だったと思うが、OEMだったりとか形態は様々だ。当初、あまり感心しないなぁ・・・というような部分もあったが、ここ数年、現地の生産・組立が改善されているので、品質管理や検品の部分で信頼できるメーカの機種を選べば、「おっ!!  これ意外と良いねぇ~」という機種もけっこうあります。

p7s_3筐体にはポテっと厚めのラバーが・・・。保持した感触も良い。このあたり、ヘビーユーザだと長く使っているうちに硬化したり、外装が浮いてブカブカしてきたりとトラブルもあるだろうけど、現時点では評価できません。

対物レンズ、接眼レンズ、プリズムに一般的な緑系の増透コーティングが施されている。発売当初の機種には紫系の反射もあったように思うが、変更されたのだろう。もう少し価格帯の上の機種でもよく似たレベルのコーティングだから、補正を欲張らずレンズの枚数を減らした設計なら、双眼鏡自体の透過感は向上すると思われます。

ここまでのところ、P7S君、基本的なところはentry modelとして、しっかり押さえているとおもいます。

NIKON PROSTAFF 7S 8×30  」への3件のフィードバック

  1. Depaier

    プロスタッフ7Sとペンタックス9×28で迷っておりますが、7S良さそうですね(^.^)

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  2. medaichi

    Depaierさん、コメントありがとうございます。
    ペンタックス9×28の実機を見てないんでコメントしかねるのですが、スペック面で考えると射出瞳径が3.11mmになりますよね。8×30機なら3.75mmです。日中の使用ならギリ暗さを感じないかもしれませんが瞳径は覗きやすさに影響しますから、9×28はmedaichi的にはお勧めしません。
    一般的に野鳥観察なら対物レンズ径30mmクラスなら8倍まで、40mm以上で10倍が、快適に観察できる限度と思っています。

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  3. depaier

    medaichiさん
    有難うございます。7s購入致しました^ ^
    見え味には不満は有りませんが、アイピースが気持ち長ければ良いかと思いました。

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