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クロツラヘラサギが来ています・・・

昨日(12/13)、クロツラヘラサギの幼鳥が2羽観察されたので、今日は展望塔はお休みで、強風で寒かったのですが早起きして観にいくことにしたmedaichi・・・。ああ、いました・いました。シャモジが3本南池の西岸に、強い西風を避けて休んでいました。左の子は前からいるヘラサギ成鳥。

採餌し始めて近くに来てくれたのですが、南池手前はまだ日陰でうまく撮れません。

本サイトにはすでに揚げてますが、せっかくのブログのお客様にはもう少しこの子達を紹介しておきましょう。二羽とも幼鳥で上嘴は平滑ですが、左の子の嘴は暗い肉色がかって、右の子はかなり暗色です。二年目冬の子でパッと見てこんな風に見える子もいるらしいのですがどうでしょう・・・?

嘴の黒い子・・・、2年目冬の可能性も考えましたが、観察した限りは虹彩に赤みは感じられないし、上嘴も平滑で皺紋が出始めている様子もありません。風切羽の羽軸も黒いですね。もっと細密な写真を撮らないと?な感じも残りますが、現時点でこの子も1年目冬の幼鳥としておきます。

本サイトで影の薄いWミサゴ君やけど、今朝はなにやら面白そうなのを獲って来たのでパシャリ!  ん~?  なんだこれ!?  サヨリ・・・ダツ?  朝だし・・・小さいし(30cm位)・・・。上あご見えんけどサヨリでいいや・・・って、相変わらず大雑把なmedaichi。

トレイルカメラde Birdwatching その2

え~、先日4/28~5/7の「水場のトレイルカメラでBirdwatching」の第2弾を揚げておきましょう。例によってお忙しくて野鳥園に来れなかったお客様は、こちらでBirdwatchingをお楽しみくださいね。しばらくの間、秋の渡りまで小ネタが続きます。悪しからずW

そうだなあ、今回も何が観察できたかは言わんでおきます。下にYouTubeの動画のリンクを貼っておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=4ITmYqmtyyQ&t=16s

トレイルカメラにハイタカとか・・・

medaichiらのNPO法人は「南港ウエットランドグループ」と言いますが、以前、植栽内の水場にトレイルカメラを仕掛けて大型ツグミ類の撮影をしていたのを憶えておられるだろうか。今季、また調子にのってカメラしかけたら、なんとハイタカが利用していました。この動画は南港ウエットランドグループのYoutubeチャンネルでご覧になれます。何種わかるかチャレンジしてみてはいかがでしょうかW

https://www.youtube.com/watch?v=0mBgH6Re0Dk&t=620s

 

今朝はオオムシクイ・・・おまけ解説

オオムシクイ

オオムシクイの地鳴きは「ジジッ、ジジッ」と強いのでいればすぐわかるんだが、外観・写真ではメボソムシクイと区別がつかんから、撮影しっぱなしだと後で「これ、どっちだっけ・・・?」とズボラなmedaichiはしょっちゅう慌てています。ん~、手前の細枝の被りが無ければ完璧やったのになあ~・・・って、まあいいっか。

ブログのお客様にはサービスで普通のムシクイ3種の細部をお話しておきましょうか。今日は眉班と下嘴ですね。メボソムシクイ、或はオオムシクイの眉班は黄白色で目先、嘴基部手前でブチ切ったように途切れている場合が多いようです。

エゾムシクイ

エゾムシクイも地鳴きは強い「ピッ!」あるいは「ヒッ!」で、ジョウビタキの「ヒッ!」に似ていますからこの子も鳴いていればわかりやすいです。いつも書いている様にエゾムシクイの上面は、頭部の暗灰褐色と肩の緑褐色の色合いの違いが特徴的ですから・・・って、今日は眉班と嘴でしたW  眉班は嘴基部から目先へと続き汚白色っぽく、目先あたりの前半はバフ色かかって見えることが多いですね。

でもって下嘴ですが橙黄色のセンムシやメボソと違って、エゾムシクイの下嘴はピンクがかって見える肉褐色です。ん~、図鑑とかにはさらっと書いてくれてますが、「こんなの写真撮らんと絶対わからんやろ~!」レベルですよね。ハッキリ言ってエゾムシ君の下嘴が写ってる写真探すの手間取りました。エゾムシ君は足もピンクがかった肉色で、裸出部が特徴的でおもしろい子です。

センダイムシクイ

センダイムシクイ君も頭央線以外なら、下嘴の色はベタっと橙黄色で暗色班が無いのでわかりやすいです。medaichiは下嘴のベタっと黄いろい子をみると「イイジマムシクイ?」などと虫の良い妄想ばかりしていますがまだ当たったことはありませんWW

Nikon Monarch7 8×30とか・・・⑤

続)とりあえずは覗いてみよう・・・周辺像が崩れるということ

普及機クラスの双眼鏡でなくても、medaichiが双眼鏡のお話をするとき色収差とともによく出てくるのがこういった周辺像の緩み、言い方を変えれば中心にピントを合わせても視野の周辺ではピントが合っていないということがあります。

今日は梅雨明けの晴れ間が広がり気持ちの良い朝だったので、今までお話のなかででてきていた周辺像の緩みについて頑張ってみます。でもって、視野の周辺にピントを合わせてカメラのフォーカスをマニュアルにして撮影してみました。少々手こずりましたが周辺部にピントを合わせると、今度は中央部の像が崩れているのが観て取れるとおもいます。そうですね、双眼鏡では視野の中央部と周辺部は同時にピントが合わないのです。

色々な収差を補正していき、結像点をつなぎ合わせると図のように湾曲した像面が形成されることがあり、大抵は浅いお椀のような像面になります。つまり中央のB’にピントを合わせると周辺のA’そしてC’ではいわゆる前ピン状態でピントが合わないのです。この像面の歪みを像面湾曲収差といい、周辺像の緩みはほぼこの収差によります。

昔の双眼鏡はこれを補正しきれず、概ね中心部はピントバッチリ、周辺部はユルユルは普通でした。今時の機種でもレンズ設計も進みましたが像面湾曲は残存しています。上級機種にはフィールドフラットナが採用されていますので、周辺部の像質が大幅に改善されています。

この像面湾曲は、広視界の双眼鏡の場合深刻な問題となりそうなのですが、人間の眼の視野は広いようですが、双眼鏡の広い視野の中心部と周辺部を同時にハッキリ見ることはできません。意識的に、視線を中心から周辺と移動させることになります。この時視線を周辺部に向けてもさほど像質が崩れたように見えないのは、個人差もありますが人間の眼がある程度の焦点を自動で合わせてくれるからです。若い方のほうが眼の焦点調節能力は高いですから、眼視では、medaichiらが揚げているようなコリメート撮影の写真ほど周辺像質の崩れを感じないのです。

とはいえ、色収差は解像感を損ないますし、周辺像の補正が高いレベルでなされている場合は他の諸収差も良好に補正されていると言えると思いますので、双眼鏡を見るときは着目せざるを得ないわけですね。

オオバンとかササゴイ・・・

5/25にオオムシクイがたくさん入っていましたが写真撮れてませんW。秋冬たくさん越冬していたオオバンたちですが、汽水池に残っている子達がいました。カイツブリも残っていますが繁殖は未確認です。ん~、遠い写真で甘いですがmedaichiはこの写真みたいな、双眼鏡の視野を切り抜いたみたいな写真好きですね。普段、写真図鑑の解説みたいな写真ばかり撮っている反動でしょうW。

このところ記録にササゴイが揚がっていますが園内に定着しているかは未確認です。以前、住之江区内の公園にササゴイの営巣地がありましたが、野鳥園の干潟周辺の樹木も営巣地にあった巣懸けしている樹に負けないくらいの高さありますし、medaichi的には繁殖の期待が高まります。新たな繁殖群とかできたらいいなあ~と。

ちなみにこの子も2羽で行動しているところがしばしば観察されています。